マスターズの歴史と見どころを紹介!

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いよいよ今週はマスターズウィークですね。

ご存知のように4大メジャートーナメントの1つで、毎年アメリカ・ジョージア州の名門オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで、アゼリア(ツツジ)の花が咲き乱れる4月の上旬に開催されますが、昨年は新型コロナパンデミックのために11月に変更され、無観客で行われました。

マスターズの出場選手は、世界各地のツアーからランキングの上位者や歴代のマスターズ優勝者のほか、全米アマのファイナリスト、全英アマ、アジアアマの優勝者など、アマチュア選手も招待されます。

毎年、同じコースで開催される唯一のメジャートーナメントで、シーズンの幕開けを告げる大会として独特な雰囲気があることからも人気が高く、観戦用のチケットの入手も大変困難になっています。

今回は、そのマスターズの歴史と見どころについてお話しましょう。

マスターズ、その歴史の始まり

マスターズ、その歴史の始まり

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マスターズ・トーナメントは、球聖ボビー・ジョーンズ(写真)によって企画され、始まった大会としてよく知られていますが、1934年の第1回大会から最初の5年間は「オーガスタ・ナショナル・インビーテーション」という名称で開催されており、現在の「マスターズ」と呼ばれるようになったのは、1939年の第6回大会からのことです。

このトーナメントをジョーンズと一緒に企画したクリフォード・ロバーツが、世界中の名手(マスター)だけが出場できるトーナメントという意味で、「ザ・マスターズ・トーナメント」と提案したものの、当初、ボビー・ジョーンズが、その名称はおこがまし過ぎるのではないかと、嫌っていたそうです。

ボビー・ジョーンズの奥ゆかしさがゆえのスタートではありましたが、その後は、その名にふさわしいトーナメントになりました。

年々長くなっていくオーガスタ・ナショナル

年々長くなっていくオーガスタ・ナショナル

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オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、これまで何度もコースを改修して、全長の距離を延長してきました。

1997年大会でタイガー・ウッズが2位に12ストローク差の18アンダーというレコードで優勝した時は、6925ヤードでした。

それが、2000年に6985ヤード、2001年から2005年の間は7270~7290ヤードと徐々に距離を伸ばしていき、2006年からは2018年には7435~7445ヤード、2019年には5番ホールが40ヤード伸び、7475ヤードになっています。

コースは、バミューダ芝のフェアウェイとラフに、ベント芝のグリーンという組み合わせです。

ラフは、他のメジャートーナメントと異なり短いですが、もともとバミューダ芝のグリーンをほぼそのままのアンジュレーションでベント芝の超高速グリーンにしたわけですから、パッティングの難度は世界一と言われています。

そして、それをいかに制するかが攻略のカギを握ることになります。

ピンに対してどこにボールを乗せていくか、そのためにはフェアウェイのどこにボールを落とすかと、グリーンから戦略を立ててプレーする必要があると言われています。

仮に2メートルの距離のパットであっても、入らないばかりか3パットにもなり兼ねません。

それが、「オーガスタのグリーンには、魔女が棲(す)む」といわれる所以(ゆえん)なのです。

テレビ放送、バックナインの見どころ

テレビ放送、バックナインの見どころ

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今年は交通事故を起こしてしまったタイガー・ウッズの欠場はとても残念ですが、毎年、90人前後のプレーヤーが招待され、18ホールを4日間72ホールのストロークプレーで争うもので、プレーオフはサドンデス方式です。

予選通過ラインは、トップの選手のスコアから10ストローク差、もしくは44位タイの選手までという決まりでしたが、2013年に50位タイの選手までに変更されました。

さて、朝早く起きて観るマスターズの見どころを紹介しましょう。

フロントナインにも見どころはありますが、なんと言っても11、12、13番の3ホール、通称「アーメン・コーナー」から、毎年多くのドラマが生まれていることは多くのゴルフファンならご存じのことでしょう。

インの最初の10番の長いパー4(カメリア)に続く11番のパー4(ホワイト・ドッグウッド)が、アーメン・コーナーの始まりのホールです。

さらに、短い池越えのパー3(ゴールデン・ベル、ホーガン・ブリッジで有名ですね)、グリーン手前のクリーク越えが印象的なパー5の13番ホール(アゼリア)へと続きます。

この3ホールがコースの高台にあり、風が強いことも多く、スコアを伸ばす選手と崩す選手の明暗が分かれる場所になっています。

そして、アーメン・コーナーが終われば、最後の5ホールは観ている人たちも興奮するラストへと向かっていきます。

14番ホールは、オーガスタでは唯一バンカーのないホールですが、最もアンジュレーションの激しいグリーンが待ち受けています。

15番ホールは2オンが狙える池越えのパー5、16番は池越えのパー3で、そのグリーンは激しく右から左へ傾斜していて、毎年、最終日にはグリーン左奥にカップが切られます。

2005年の最終日の、タイガー・ウッズのチップインのシーンは有名です。

カップ手前で、当時使用していたナイキ製のボールのロゴを見せて止まるかと思われた刹那、最後に一転がりしてカップインしたシーンを覚えている人は多いでしょう(写真)。

続く17番は440ヤードのパー4。フェアウェイ左中央にあったアイゼンハワー・ツリーが名物のホールでしたが、2014年のアイス・ストームによって被害を受け、今は撤去されています。

かつてメンバーだったアイゼンハワー元大統領がよく打ち込んだ木だそうです。

最終ホールは、大きく右にドッグレッグした打ち上げのパー4です。正面のフェアウェイバンカーを嫌って、右の林に打ち込んで、土壇場で大逆転なんて展開もあるかもしれません。

さぁ、早起きの4日間がやってきます。

今年は、誰がグリーンジャケットを着るのでしょう。
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