打ち上げ、打ち下ろしホールでは、弾道の高低やグリーンでの転がり方にも注意!

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打ち上げ、打ち下ろしのホールでは、オーバーしたり、ショートしたり、そんな距離のコントロールを苦手にしている人は少なくないでしょう。

今回は、そのようなミスを減らすために役立つ、打ち上げ、打ち下ろしのショットでの距離調整に関する注意点を解説します。

大きな高低差があるショットの場面で、どんなクラブで、どんなショットをすればよいのか、そんな決断を要する時に役立ててください。

正しい距離の情報とは?

正しい距離の情報とは?

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まず、知っておいてほしいのが、距離表示の情報に関する盲点です。

打ち下ろしのショートホール(パー3)で距離を測ってみたら、表示されている距離とかなり違うという経験をしたことがありませんか?

あまり深く考えずに、コース側の距離表示が間違っているだろうと思う人もいるでしょうが、実はそんなことはないのです。

レーザー式の距離測定器でピンまでの距離を測った場合は、ピンまでの直線距離が表示されます。

コースに表示されている距離がピンまでの水平距離だったとすれば、高低差のあるホールではこのような不一致は当然起きますし、その差は高低差が大きいほど広がります。

日本ゴルフ設計者協会によると、各ホールのティーイイングエリアの基準点からグリーンセンターまでを光波、GPSなどを使って測量し、水平距離で表すことになっています。

ホールのパーにより計測方法は変わりますが、例えば、パー3ではティーイングエリアからグリーンセンターまでの直接水平距離で示すことになっています。

また、パー4では、通常はティーイングエリアから250ヤードのフェアウェイセンターのポイント経由の水平距離で表示されています。

日本のコースすべてがこの日本設計者協会の説明通りの距離表示をしているかどうかは疑問も残りますが、前述のように水平距離で表示されているとします。

すると、ピンの位置にもよりますが、レーザー距離計で直線距離を測った場合は、コースに表示された距離より長い距離が表示されるはずです。

直角三角形を思い出していただければわかりますが、直角を含まない斜辺がレーザー距離計による直線距離、底辺が水平距離にあたります。

一方、GPSによる距離表示は、もちろん精度にもよりますが、水平距離表示ですからコースの距離表示との誤差は小さいはずです。

弾道と飛距離の関係は?

弾道と飛距離の関係は?

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打ち上げ、打ち下ろしのホールでの弾道と飛距離の関係ですが、低い弾道のボールのほうが高低差の影響を大きく受けるというのが大原則です。

距離の計算とショットの選択は、その点をしっかり計算に入れておかなければ、いい結果は望めません。

加えて、打ち上げや打ち下ろしのホールでは、ライが左足上がりや左足下がりになっていることが多いので、その点についても考慮する必要があります。

例えば、左足下がりのライからショートアイアンで打つ場合は、ボールが上がらない状況です。

つまり、打ち下ろしでいつも通りのスイングをすると、飛び過ぎてしまうという結果になりやすいのです(ロフトが立って当たるため)。

一方、打ち上げで左足上がりのライから打った場合は、ボールが通常よりも高く上がりますから、ショートしてしまう傾向があります。

一般的には、10ヤード打ち上げだったり、打ち下ろしているのなら、1番手上げたり、下げたりするのが目安と言われています。

例えば、ピンまで150ヤードの急激な打ち上げショットで、高弾道のアイアンショットが打てないという人は、好ましい距離コントロールの選択肢が、極めて限られます。

そうした人は、150ヤードとか160ヤードを高弾道で打てるユーティリティークラブをバッグに入れるのも一案です。

しかし、そうなると逆に打ち下ろしのホールで、距離のコントロールをしやすい低いボールが打てなくなるという問題が生じます。

そんな人は、ミッドレンジの距離を打てる2種類のクラブを入れることで解決します。

例えば、アイアンは6番アイアンまで入れ、6、7番アイアン相当の距離を打つことができるユーティリティかショートウッドを高弾道用のクラブとして、バッグに入れてみてはどうでしょう。

ショートレンジ側かロングレンジ側のクラブを多少間引く必要がありますが、ミッドレンジの選択肢を増やすことも考えてみる価値はあります。

一方、100ヤード前後のショートアイアンのレンジでは、もともと弾道が高いため、打ち上げ打ち下しの距離の調整は、少し割り引いて考える必要があります。

落ちたボールの転がり方

落ちたボールの転がり方

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もう一点、知っておいてほしいのは、グリーンに落ちたボールの転がり方が打ち上げと打ち下ろしでは異なるということです。

打ち下ろしのグリーンはボールが真上から落ちてくるようになりますから、ボールは止まりやすくなり、反対に打ち上げはよく転がります。

打ち上げの先に受けていないグリーンがある場合は、フェアウェイから打ったボールでも止まりにくいわけですから、難易度が高いホールになります。

日本には、住宅地や農地として使いにくかった土地を造成して造った丘陵コースが多く、結果として、打ち下ろして、打ち上げるというようなホールが極めて多いのです。

打ち上げ、打ち下ろしの飛距離への影響で考えるべきことは、まず距離の情報は水平距離か直線距離かということ。

さらに、ライはどうか、そのライからはどんな弾道になりやすいのか。グリーンに落ちたボールはどのくらい転がるか……これらを総合的に判断し、どのクラブでどんなショットをするのかを決めるべきです。

アバウトに距離の調整をしてプレーしてきた人は、この機会に賢い決断ができるようにしましょう。
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