距離を微調整したい!球筋をコントロールしたい!クラブを短く持つ効果は?

お気に入り
グリップを短く持ってクラブを振ることで、少し距離を抑えることができます。

シンプルで特に練習をしなくても使えるテクニックですから、あまり意識することもなく、これを取り入れているアマチュアゴルファーも少なくないでしょう。

しかし、実は知っておくと役に立つ関連知識がたくさんあって、このテクニックを使ってショットのレパートリーを大幅に増やすこともできるのです。

どのくらい短く持つのか

どのくらい短く持つのか

getty

グリップエンドを1~2センチほど残して握るのが、最もスタンダードなクラブの握り方です。

標準的なグリップの長さは約26センチで、手の大きさは多少個人差はありますが10センチくらいですから、グリップのシャフトに近いところを握っても、標準成人男性の場合、シャフトの部分を直接握らない限り、普段のグリップより10センチも短く持つことはできません。

実際にやってみるとわかるはずですが、普段の握り方よりも5センチ短く持つと、相当短く持った感触があります。

「ワングリップ短く持って」などよく言いますが、実際にそれをやってみますと、右手の指先はシャフトに触れるか、触れないかのところまで下にいくことになります。ここでは約10センチ短く持つことを「ワングリップ短く持つ」としましょう。

ある女子プロに5番ユーティリティーを3通りの打ち方をしてもらったことがあります。

1.フルグリップ
2.ハーフグリップ(5センチ短く)
3.ワングリップ短く(10センチ短く)

一番短く持っているケースでは、右手の人差し指がグリップの先端に近いところを握っていましたが、それとフルグリップの中間、つまりグリップの真ん中あたりを握る感じで、フルグリップの距離175ヤードよりも8ヤード距離が短くなるそうです。

最も短く持った時の飛距離は6番アイアン並みということでした。

ウェッジのクラブ長さは、35~36インチ(約90センチ)、ミドルアイアンで37~38インチ(約95センチ)、ユーティリテイーは39~40インチ(約100センチ)、ドライバーでは44~46インチ(約110センチ)です。

クラブの長さは、短く持った時で約5パーセントほど短くなる計算になりますが、そのような状態でクラブを振れば、スイングアークの大きさがその分小さくなって、ヘッドスピードも遅くなります。

したがって、1クラブ分まではいきませんが、例えば5ヤードといった感じで、少し距離を落としたい時は、グリップの真ん中辺りを握るイメージで打つといいでしょう。

短く持つことで生まれる効果

短く持つことで生まれる効果

getty

しかし、気づいていない人も少なくないと思いますが、クラブを短く持つことで起きる変化はほかにもあります。

1つはスイングウェート、もう1つはシャフトの硬さの変化です。

つまり、クラブの重量やシャフトの硬さは同じであっても、グリップのどこを握るかで、手に感じるクラブの重さとシャフトの感触はかなり変わるのです。

物理的には軽いクラブのほうが速く振ることができますが、多くの人は特に意識しなければ、軽いクラブをあまり速く振る、あるいは大きく振ると不安定に感じます。

その調整を無意識にしていますから、実際に短く持つと、軽くコンパクトに振る傾向があります。

したがって、大振りになっていると感じた時には、クラブを短く持つという調整が有効になります。

また、クラブを短く持つとグリップの太さが細くなりますから、一般的にはクラブを指先で軽く握るという傾向があります。

クラブを短めに持って、少しクラブが軽く感じられるくらいのクラブの握り方をしたほうが、スイングのバランスはスイングの大小にかかわらず良くなる傾向もあるようです。

ということは、常にクラブを短く、もしくは短めに持ってプレーするのもいいかもしれません。

いずれにしても、クラブを短く持つと、スイングにいろいろな影響が出るわけですが、その影響はかなり個人差があります。

そこで、自分のスイングにどんな影響が出るのかよく認識しておくことです。

短く持つと、どんなスイングをする傾向があるのか、ショットにどのような影響を及ぼすのかを認識して、コースマネジメントの中で、どう利用すべきかを考えます。

クラブを短く持つテクニックは、アイアンショットで5ヤード前後の距離の微調整をすることが一般的ですが、それ以外にもアプローチやバンカーショットの距離やボールの軌道の調整にも使えるテクニックです。

さらに、ドライバーを短く持ってコンパクトに抑え気味に振る打ち方をすれば、プレッシャーのかかるホールでも、力まずクラブが振れ、ミスのリスクも減るというような効果もあります。

ショットのレパートリーを増やす

ショットのレパートリーを増やす

getty

また、普段から短めにクラブを持っている人でも、さらに短く持ってみるとどうなるかということを試してみるべきです。

いろいろ試してみると、多くの発見があるはずで、その発見の応用範囲は想像以上に広いテクニックなのです。

特に試してほしいのが、クラブを短く持った時に、どのくらいの力加減、そしてスピード感でクラブを振るのがいいのかをチェックすることです。

一般的には、ゆっくり振りたい時は短めに持って、少しクラブが軽く感じられるくらいの握り方をしたほうが、スイングのバランスが良くなる傾向があるようです。

実際に自分にもそれが当てはまるのかを試してみるといいでしょう。中には、そう感じない人もいるはずです。

また、ドライバーを極端に短く持って打ったことのない人は、実際に試してみると新しい発見があるでしょう。

飛距離を犠牲にしてラインを出すことを意識してボールを打つ練習もしてみてもいいでしょう。

ただし、必ずしも短く持つことイコール距離より方向性という考え方をする必要はありません。

例えば、クラブが軽く感じるはずですから、その分速く振ることができるという考え方です。

短く持っても距離を犠牲にしない異なった打ち方をしたり、ドローやフェードなどの球筋のコントロールをしたい時に、クラブが軽く感じるわけですから、操作しやすいという考え方と視点から、クラブを短く握ってみるというアイデアもあるでしょう。

さらにアプローチショットで柔らかいボールを打ちたい時にも有効です。

ウェッジからドライバーまで研究する価値はありますよ。
お気に入り
ダンロップ松山プロマスターズ優勝バナー210415-0516

TOPページへ >

TOPページへ >

ダンロップ松山プロマスターズ優勝バナー210415-0516