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林の中からの「トラブルショット」を成功へ導くマネジメント

日本は林間コースが多いので、林の中にボールを打ち込んでしまい、焦った経験のある初心者ゴルファーは多いはず。

今回は、林からのトラブルショットにおける番手選び、マネジメントについての基本事項を確認したいと思います。

基本は低めの球で逃げる。

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トラブルショットの代表といえば、林の中からの脱出ショットです。

初心者のうちは焦ってしまいがちですが、まずは正確に林の中から出すことだけに集中しましょう。

いつも通りのショットをしてしまうと、ボールが高く上がり過ぎてしまいさらに深みにはまることがあるので注意が必要です。

基本的には低い球で出すことになるので、ロフトの小さな5番アイアン~7番アイアンを短めに持ちます。

まず、クラブの番手選び、マネジメントを考えましょう。

初心者はクラブを3本用意する。

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林の中からトラブルショットを打つ場合、初心者のうちはクラブを3本用意してボールの位置まで移動するようにしましょう。

トラブルショットの状況が予想より良かった場合用のクラブを1本、悪かった場合用のクラブを1本、その中間用に1本で、合計3本です。

たとえば、ユーティリティ、5番アイアン、ピッチングウェッジと持っていきます。

現場で見たら、思いのほか前や上が空いているから距離を稼げそうだ、となればユーティリティで、意外とラフが深かったり、横にちょっと出すしかできないみたいなことであればピッチングウェッジで、といった具合です。

このように準備しておけば、カートに戻ってクラブを選び直す必要がなく、スロープレーに繋がる状況を回避できます。

実際のボールの位置でもう一度、番手選び、マネジメントをできるように準備することが大切です。

ボールの位置を右寄りにセットする。

林の中からトラブルショットを打つ場合、クラブの番手選び、マネジメントの次に大切なのがボールのセットです。

基本的に低い球で脱出を図るので、ボールは右足に寄せて高く上がらないようにしましょう。

また、場合によっては低く打ちながらも狭い場所で距離の出る球を打たなければならないので、最小限避けるべき対象物をターゲットにして、できる限り少ないリスクで脱出することを考えましょう。

トラブルショットを続けて2度打つことにならないように。

勇気を持って後へ下がることも。

林に中に打ち込んでしまった後によくあるミスは、トラブルショットを何度打っても脱出できなくなってしまうことです。

そうなってしまう理由は、初心者にありがちな焦りです。

焦った気持ちがヘッドアップや手打ちにつながり、きちんとボールをヒットできなくなってしまうのです。

フルショットする必要はないので、小さなスイングで、ミートすることを心がけましょう。

また、前方への脱出が難しい場合、勇気を持って後へ下がることも大切です。

後方へ下がるために1打費やしてでも、グリーンの見える位置へ移動することが最善の場合もあります。

林の中からのトラブルショットの成功のカギは、落ち着いて判断を下すことにあります。

ボールの位置を確認したら、冷静に番手選び、マネジメントを行い、右足寄りにアドレスして平常心でスイングし、確実にフェアウェイに出しましょう。