スコアアップのカギ!ラウンド前の練習の大切さを理解しよう!
打つクラブ
まず、ラウンド前の練習で使うクラブですが、全部のクラブを打たなくてもいいと思います。
プロでも全番手をくまなく打つ人はあまりいません。
おすすめは、ウェッジ(サンドウェッジ、アプローチウェッジ)、ショートアイアン、ミドルアイアン、フェアウェイウッド(またはユーティリティ。使う頻度が高いほうでOK)、ドライバーの5本です。
番手で言うと、ショートアイアンは7~9番、ロングアイアンは3~6番から一本ずつ選べばよいのではないでしょうか。
時間がない場合は、ウェッジ、ミドルアイアン、ドライバー(またはフェアウェイウッドなどティーショットで最も使うクラブ)の3本でもいいかも知れません。
この際の注意点としては、変なスイングをしてしまう可能性のあるクラブは使わないことです。難しいクラブ、苦手なクラブがこれに該当します。
実際、プロは短いクラブ(ウェッジ)を多く練習します。反対に難しいクラブ(例えばロングアイアンなど)はあまり打ちません。
難しいクラブだと、いいイメージがつきにくいためです。
そのため、スタート直前の練習としては、できるだけ簡単なクラブで打つ回数を増やすことをお勧めします。
タイガー・ウッズの真似をしよう
次は打つ順番です。
お勧めは、ショートアイアンから順番にシャフトの長いクラブへ変えていき、最後にドライバーという形が良いかと思います。
振りやすく、芯に当たりやすいショートアイアンで体を温めて(慣らして)から、長いクラブを打っていきます。
これはタイガー・ウッズの練習方法と同じです。
最初はスイングスピードをかなり落として、短い距離のアプローチから行っていき、クラブの芯でボールをとらえる感覚をつかんでから、徐々にスイングスピードを上げていく方法です。
スイングスピードを5割程度にしてゆっくり振りながら、または、ハーフスイングからスタートしてもいいですが、そのような形でまず、飛距離は関係なく、フェースの芯にボールを当てることに意識を向けて練習します。
芯に当たるようになってきたら、徐々にスイングスピードを上げていきます。
いきなり飛ばそうとしてフルスイングしようとすると、かえって芯を外したり、スイングの調子を崩したり、最悪の場合は身体に痛みが出る場合がありますので、注意してください。
ボールは1カゴで十分
ボールは1カゴ、または数十球程度打てば十分だと思います。
それ以上の球数を打っても体が疲れてしまって、良いスコアにつながらないことも多いかも知れません。
ちなみにプロの場合は、練習場で打つのは30球程度。多くても50球程度。
このうちの半分はウェッジ類で打つことが多いです。
練習では短いウェッジで体をほぐすことと距離感を合わせることが大事になります。
その上で最後の10球程度はコースに出てからのショットを想定して練習すると良いでしょう。
例えば、まずティーグラウンドを想定してドライバーを打つ。方向性を重視して距離は抑えめで問題ないです。
そして残った距離を想定してアイアンを打つ。最後に寄せのアプローチをして3打でグリーンに乗せるイメージです。
タイガー・ウッズも試合前の練習の最後のショットでは必ず、その日、朝イチで打つショットを想定して、実戦と同じように打っているそうです。
練習のための練習にならないよう、やるからにはコースに出てからいいスコアが出せるように練習できれば自ずとスコアも良くなると思いますよ。
まとめ
最後にまとめです。
・打つクラブは3本~5本にしよう。
・打つ順番は短いクラブから、体をほぐしてからフルショットしよう。
・ボールは30~50球程度、コースを意識して練習しよう。
クラブは、5本の場合はウェッジ、ショートアイアン、ミドルアイアン、フェアウェイウッドorユーティリティ、ドライバーで、3本の場合はウェッジ、ミドルアイアン、ドライバーにすると良いと思います。
ぜひ参考にしていただけると幸いです。