タオル素振りでスイングを安定させよう!
ボールをたくさん打てばそれなりに当たるようにはなりますが、上手くなるために必要なことは、ボールを打つ練習だけではありません。
打球を安定させるには、スイングを安定させることが不可欠です。
ではスイングを安定させる、正しいゴルフスイングを身に付けるためにはどうしたらいいでしょうか?
まず考えつくことは素振りです。
毎日続けることに意味がありますので、正しいスイングの型を身体に覚え込ませることを目的にしましょう。
素振りは動画に録りながら、客観的に自分のスイングが理想の形になっているのか、自分の思うスイングになっているのかを確認しましょう。
クラブを振るのが最も良いと思いますが、近隣の人の目が気になる、そこまで頑張りたくないな、と思う方にはタオル素振りがオススメです。
先端を丸めて重りのようにするだけで準備はOKです。
タオルで素振りをすると、タオルがムチのようにしなりますよね。
このしなりが非常に重要で、パワーのない人ほどしなりを使用して飛ばす必要があります。
しなりを意識しながらタオルを振るようすれば、自ずとクラブを握った際にもしなりができるようになり、力感なくスイングをしても飛距離が出るといったメリットがあります。
それに、タオルが家にないという方はいないかと思いますし、追加のお金がかからないためお財布にも優しく、気軽に取り組めることがメリットでもあります。
連続スイングでスイングを安定させよう!
続いてオススメするのは連続素振りです。
「連続素振り」は、スイングを向上させる上で、非常に効果的な練習方法なのでオススメです。
連続素振りをすることで、下半身リードの正しい切り返しが身に付きます。
連続素振りをする際は、下半身でスイングすることを意識し、両足をしっかりと地面に付けたままスイングをすることが重要です。
この練習を行うことで、下半身が強くなり、実際のコースで傾斜があった場合などでも、ダフりやトップする可能性が低くなります。
なぜなら、下半身が強くなることによって身体の上下のバラつきがなくなるためです。
スイング中に力んだり、手打ちになったり、スイングリズムが一定でなかったりする人の場合、振り子のように同じ軌道を大きく繰り返すことで、体幹を使ったスムーズな力感のないスイングが身に付くので、非常におすすめです。
足元が安定したスイングはゴルフをする上でかなり重要ですのでお試しください。
スイングトレーナーでスイングを安定させよう!
素振り用の器具を使用しスイングを安定させることも近道の一つです。
その際に使用するのが、棒状の練習器具です。ここでは「スイングトレーナー」と呼びます。
スイングトレーナーを使用することで、飛距離を出すために必要な筋力アップや手打ちのクセを治すことができるようになります。
スイングトレーナーは通常のゴルフクラブより重く、モノによってはゴルフクラブの何倍もの重量を持つスイングトレーナーもあります。
そのため、毎日スイングトレーナーで素振りをするうちに筋力が付き、より飛距離が望めるようになります。
また、凹凸付きのグリップに手を合わせるような設計になっていますので、正しいグリップが自然に身に付きます。
そして、スイングトレーナーの中にはしなりを活かしてスイングするようなシャフトが柔らかいものもあり、力のない人でも飛ばせるスイングを身に付ける上でとても効果的です。
モチベーションを保とう!
最後です。これが一番大切だと私は考えます。
上手くなりたいという気持ちがなければ練習に身も入りませんし、そもそも練習に行かなくなってしまうかもしれません。
練習の成果が出なければ練習をやっている意味がないですし、つまらないでしょう。
何か足りないものがあるから成果が出ないのかもしれませんし、そもそもクラブが合わないのかもしれません。
はなから道具のせいにするのは良くないと思いますが、自身のスイングスピードや飛距離等を理解して、現在使用している道具が自分に合っていないと判断するのであれば、それは良い自己分析だと思います。
初心者で難しいクラブを使っていたらスコアも出ずモチベーションを保つのも難しいですよね。
「ゴルフに向いていない!」と決めつけてやめてしまう前に、自分がどんなクラブでどんな打ち方をすれば良くなるのかを考えることができれば楽しくなりますよ。