「タテ」方向の軸を意識して「地面反力」を使えばヘッドが走る!!

近年のドライバーやボールの進化、またはカメラ技術の発展によりバイオメカニクスに基づく分析が進んだことによって、最近の流行りのスイングは日本で昔から「良い」とされていたスイングと比べ大きく変わってきています。

特に大きな違いは、積極的に足を使い「タテ」方向にダイナミックな動きをしていることでしょう。

バックスイングでは右ひざが伸び、そこから強く踏み込んでジャンプするように足を使い振り抜いていくスイングは、簡単に習得できるものではありませんが、ここで一度挑戦してみようじゃありませんか!

今回は、なぜ「タテ」方向のフットワークが盛んに使われているのか、「地面反力」の仕組みと合わせてご紹介します!!

「タテ」方向のフットワークはメリットしかない!

「タテ」方向のフットワークはメリットしかない!

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かつての日本で主流だったスイングでは、縦方向のフットワークはスイングの安定性を損なうものとして扱われてきていました。

そのため、バッバ・ワトソンやポーラ・クリーマーのようなスイングは「特殊」、「例外」として見ていたゴルファーも多かったと思います。

しかし、最近のPGAツアーのトップ選手らは、かなり積極的に足を使っていることにも気づいていると思います。

事実、バイオメカニクス的に分析を進めると、積極的に「タテ」方向にフットワークを使うことが、方向性を損なうことなく効率的にヘッドスピードを上げるスイングだったのです。

ヘッドスピードを上げる要素は様々あり、決して自身の持つ「筋力」だけではありません。

むしろ「筋力」はごく一部の「力」=「フォース」に過ぎず、一生懸命「力」を使って振るだけでは限界があるのです。

ヘッドスピードを上げるための「力」=「フォース」としては、主に

・筋力
・シャフトのしなり
・遠心力=向心力
・地面反力
・ミッドハンドフォース
・切り返しの反動

などが挙げられます。

「タテ」方向にフットワークを使うことができれば、「地面反力」を効率よくヘッドスピードに転換しながらスイングすることが可能となります。

ヘッドスピードを上げるために大切なことは、様々な「力」=「フォース」の方向を、ヘッドスピードを上げるために適切にコントロールしていくこと、そしてそれらを適切なタイミングで使えるようなスイング作りを目指さなければなりません。

ゴルフスイングは「3軸」が複雑に絡みあう!

ゴルフスイングは「3軸」が複雑に絡みあう!

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スイング中の体の軸は、生物学的には「3つ」あります。

「1軸」に基づくスイング理論などはありますが、あくまでもスイング中のイメージでの話であって、ゴルフスイングは3次元的に動く運動です。

1つ目の軸は、「垂直軸」で、体の重心を通って、地面に垂直に伸びています。これが一般的に意識されているゴルフの「軸」です。

前傾を浅くして水平回転するイメージで、地面に垂直な軸に対して、その場で回転するような動きになります。

2つ目の軸は、おへそから背中方向に突き抜ける方向に伸びる「前後軸」です。スイングを正面からみた時に、肩がシーソーのように動く時の中心です。

前傾を深くし、腕や肩が上下にタテ回転する動きです。多くのアマチュアゴルファーが上手に行えていない動きですが、「地面反力」を使う上では非常に重要な動きになります。

そして3つ目の軸が、腰の高さから飛球線と並行に伸びる「飛球線方向軸」です。この軸は特に意識して使うことはなく、クラブの遠心力と拮抗することで自然と使われる軸です。

「いやいや、軸は1つだろ」と反論を受けるかもしれませんが、例えば「垂直軸」だけでスイングした場合、野球のバッティングのように水平回転にしかなりません。

地面にあるボールを打ち、基本的には飛球線方向に平行に構えるゴルフスイングでは、意識していなくても必ず、3つの軸に沿って身体が動いています。

「前後軸」を上手に使い「地面反力」をヘッドスピードに転換する!

「前後軸」を上手に使い「地面反力」をヘッドスピードに転換する!

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私も含め、多くのゴルファーが「垂直軸」優位のスイングをしていると思います。

「前後軸」優位のスイングを行うためには、股関節の柔軟性や背筋の強さが求められるので、簡単に習得できるものではありません。

しかし、最近よく耳にする「地面反力」を使うためには、この「前後軸」が非常に重要になります。

左足で地面をしっかり踏み込み、その踏み込みに対する「反力」をゴルフスイングの回転運動に変換してあげることで、初めて「地面反力」をボールを飛ばすための「力」=「フォース」として使うことができるのです。

この「地面反力」を、「前後軸」を上手に使うことによって、適切な方向に整えてあげなければなりません。

「前後軸」を上手に使うイメージ作り

「前後軸」を上手に使うイメージ作り

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今まで意識していなかった「前後軸」を上手に使うために、まずイメージ作りから始めましょう。

「前後軸」を使うイメージは、スイングを正面から見た時に、おへそや丹田のあたりに大きな「歯車」があると想像してください。

その「歯車」を、スイング正面から見て反時計回りに動かすイメージです。

そしてその動力となるのは、自分の筋力ではなく、左足を踏み込んだことによって発生する地面からの反力(反発してくる力)です。

その「地面反力」が体の左サイドを突き抜ける力を利用し、「歯車」を反時計回りに回転させるイメージです。

ダウンスイング以降も右足体重のまま(左足より多く荷重されている)でいると、「地面反力」は体の右サイドを突き抜けていきます。

つまり、「歯車」を逆回転させてしまい、肩や腕の動き、ヘッドの走りを妨げてしまうのです。

トッププロ選手がダウンスイングでスクワットダウンしたあと、思いっきり左膝を伸ばして「抜重」するのは、この「地面反力」を上手に使うための基本だからです。

みなさんも「タテ方向」の軸を意識し、おへそ周りの「歯車」を正しい方向に回転させてあげましょう!

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Yanagi@JPDAドラコンプロ

JPDA(日本ドラコンプロ協会)所属のドラコンプロです。 168cm(60kg)とドラコンプロとしては小柄ですが、ドライバーの飛距離は300ydを超えています。 身体の使い方、クラブの使い方を工夫するだけで、飛距離は簡単に伸びます!! ドラコンプロとしての知識や経験を活かし、フィジカルやメンタルのコントロール方法に関して、専門的な知識を噛み砕きながら、能力をフルに発揮するための豆知識をお伝えしたいと思っています。 Twitterやブログもやってますので、気になる事があればお気軽にお問い合わせください。 https://twitter.com/Out_Drive300

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