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ライフスタイル

Nick Jagger

パッティングは長嶋茂雄流ポジティブシンキングで臨みましょう

カップまで50センチのストレートなライン。風もなければ、スパイクマークもありません。普通であれば、誰だって、難なくカップインできますよね。

ネガティブ思考がマイナスイメージをあおる

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ところが「これを沈めれば、初めて90を切る」、あるいは「初のハーフ30台がかかっている」というシチュエーヨンであったらどうでしょう?

技術的には何の問題もないはずなのに、メンタル的な部分に起因する不安要素がどんどん膨れ上がって、気楽には打てなくなってしまいますよね。

このとき、失敗に引っ張り込もうとしているのは、他ならぬ自分自身です。

「打ち損なったらヤバいよなぁ」「外れたらどうしよう」といったネガティブな思考がマイナスイメージをあおります。

脳にとってはイメージはプラスもマイナスも関係なく、常に思い込んだ方向に導こうとしますから、打ち損なったり、外れたりするわけです。

現役時代の長嶋茂雄は超ポジティブ思考だった

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日本プロ野球界の至宝、ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄は、イメージ作りの名人でした。

「最終回、自分に打順が回ってきて、ホームランでゲームを決める」、あるいは「9回、2死満塁、逆転されるかもしれないという場面で、バッターが打った火の出るような弾丸ライナーをダイビングキャッチをして、ゲームセット」というようなことを常に想像していたといいます。

それどころか、試合後のヒーローインタビューや帰宅して奥さんにほめられるところまでイメージしていたといいます。

ミスターらしい超ポジティブな思考ですが、実はこの思考がパッティングに役立つのです。

悪い結果よりもいい結果だけを考えるだけでOK

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負のスパイラルに陥らないためには、常にプラス思考でパッティングに臨むことが大切なのです。

どんなにプレッシャーのかかる場面であっても、カップインするイメージだけを持ち、ミスターのように「このパットを沈めて、コンペで優勝する」、あるいは優勝スピーチをしている場面を想像し、ポジティブなイメージで頭を一杯にしてしまうのです。

イメージの中ではパットは入れ放題です。とはいうものの、実戦でいきなりこれをやろうとしても簡単ではありません。

そこで、普段からプラス思考で物事をとらえる訓練をしておきます。

「なってほしくないこと」を考えるのではなく、「なってほしいこと」だけを考えます。

悪い結果よりもいい結果を考えるだけでいいのですから、やってみて損はありません。

今からでもできることですので、ぜひ始めてみてください!