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ライフスタイル

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

プレー中の間食はやはり「バナナ」が最強!!

渋野日向子選手が全英女子オープンの試合中に「タラタラしてんじゃねーよ」という駄菓子を食べていたことで、ゴルフ業界でも「間食」について注目されつつありますね。

少し前の話ですが、2014年のKKT杯バンテリンレディースオープンでは、アマチュアとして史上4人目の優勝を果たした勝みなみ選手(当時15歳)が、おにぎりを口に入れたままドライバーショットを放ったことも話題になりました。

他のスポーツでも、カーリングでは「もぐもぐタイム」が注目されたり、ロードバイクの大会では補給食が非常に重要であったりと、胃腸を激しく揺らさないスポーツの場合、上手な「間食」の摂り方が、試合結果を左右することも少なくありません。

※記事中の成分量は七訂日本食品標準成分表より

スタート前の1本で速攻エネルギーチャージ!

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バナナには消化を助ける酵素であるアミラーゼが多く含まれており、朝ごはんで食べた米やパンなどに多く含まれる炭水化物の消化吸収を促進し、しっかりエネルギーに変えてくれます。

また、バナナにはでんぷんやブドウ糖、果糖、ショ糖などさまざまな糖質が含まれていて、それぞれ体内で吸収される時間が異なるため、持続的にエネルギーを作り出すことができます。

さらに、ビタミンB1、B2、B3(ナイアシン)、B6、葉酸など脂肪の燃焼を促進するビタミン群がバランスよく含まれていたり、細胞のエネルギー代謝を促進するビタミンEも摂取することが可能です。

バナナは天然の筋肉サプリメント!

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バナナ1本(約100g)のカロリーは、たったの86kcalと低カロリーである一方で、炭水化物やタンパク質の他、ビタミンB群、葉酸、またカリウム、マグネシウムといったミネラル等の栄養素がバランス良く含まれている優れた果物です。

特に、バナナには、他の果物を大きく引き離すほど、多くのカリウムとマグネシウムが含まれています。

カリウムとナトリウムのバランスは神経の伝達や筋肉の動きとも深い関係があり、この2つのミネラルが不足すると心臓などの器官(臓器)を含む筋肉の動きが悪くなります。

ラウンド中は、汗や尿でナトリウムが排出されるときにはカリウムも一緒に排出されてしまいますが、バナナ1本で、カリウムを約360mg摂取することができます。

また、バナナには約32mgのマグネシウムが含まれており、バナナをスポーツドリンクと一緒に摂取すれば、筋肉のけいれんを予防する効果が期待できます。

バナナでマネジメント力アップ!!

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バナナに含まれる糖質は、果糖、ショ糖、でんぷんなど多くの種類があり、それぞれに消化吸収にかかる時間が違います。

そのため、時間差で絶え間なく脳や体にエネルギーを供給できます。またバナナには脳を活性化する「セロトニン」が多く含まれていますが、このセロトニンには脳の働きを活性化し、集中力を高める働きがあります。

ゴルフは「脳」を駆使するスポーツですから、ゴルファーにとってはうれしい成分です。

バナナを食べて、心身ともにパワーアップしちゃいましょう!!