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初心者

Nick Jagger

“本番力”を高める練習が、あなたを本番に強くします

ゴルフを含めてスポーツの練習には2種類あります。

それは基本練習と応用練習です。

ゴルフの基本練習とはスイング作りです。

基本と言われる要素を身に付けていく練習ですが、ほとんどのアマチュアゴルファーはこの練習しかしていないように思われます。

1球ごとにターゲットを変えて打つ

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だから、基本練習を積んで、練習場ではそこそこのいいスイングができるようになったと自信を付けても、ゴルフコースではまるで歯が立たなかったと落胆するパターンがしばしば起きます。

その理由は、応用練習をしていないからです。

応用練習とは、基本技術とコースでの実際のプレーをつなぐ練習と言えるでしょう。

具体的にいくつか挙げてみましょう。

1つはアプローチショットでイメージ通りの距離を身に付ける練習ですが、1球ごとに違うターゲットを狙うことが大切です。

何球も同じ場所を狙って打つような練習では、誰でも徐々に距離を合わせることができるようになります。

実戦では1球勝負なのです。

それと同じ条件で練習しなければ、コースで使える技術にはならないでしょう。

同じ打ち方を続けるだけでなく、1球ごとに球質を変えることを試みてもいいでしょう。

ランニングアプローチ、ピッチ&ラン、ロブショットを織り交ぜながら、狙った場所へ打つ技術を高めて、実戦での活用に備えるのです。

クラブを1球ごとに持ち替える

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ゴルフコースを想定しながらボールを打つのもいい応用練習になります。

普段よくプレーするコースや、次に行くコースのホールレイアウトを頭に描いて(もしくはコース情報などを見ながら)、1番ホールからシミュレートするのです。

1打目はドライバーショットで、右OBを避けて、広い左サイドを狙う。

セカンドは残り150ヤードくらいだから7番アイアンでグリーンのセンターに打つ。

芯にしっかりヒットしなかったからアプローチウェッジ(AW)で30ヤードのアプローチ、という具合に1球ごとクラブを持ち替えるのです。

ターゲットはピンだけではない

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また、打ってはいけないエリアを想定し、そこへは絶対に打たないように注意する練習も有効です。

たいていの人はピンを目標に打っていますが、コースを想定すれば、ピンの手前や左右に落としたほうが、パッティングラインがやさしくなるということも多いでしょう。

確実な攻略のためには、ピン方向ではないところを狙うことにも慣れておく必要があります。

練習場ではナイスショットが出るけど、実戦ではいつもコースに打ち負かされてしまうというのが大半のアマチュアです。

しかし、応用練習で準備を重ねておけば、身に付けた基本の技術がコースで発揮できるようになるのです。