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Gridge編集部

あの軽量スチールシャフトの金字塔を継承する新製品「N.S.PRO 950GH neo」が登場!

日本シャフト(株)は、7月17日(水)に横浜の大さん橋ホールにて、9月5日(木)に発売する軽量スチールシャフトの新製品「N.S.PRO 950GH neo(ネオ)」の発表会を開催しました。

超ロングセラー軽量スチールシャフトを継承するモデル

今回発表されたのは、超ロングセラー軽量スチールシャフト「N.S.PRO 950GH」を継承するモデル「N.S.PRO 950GH neo」。

実は、この「N.S.PRO 950GH」が発売されたのは1999年とのことで、なんと20年もの間愛され続けているスチールシャフトなのです。

「N.S.PRO950 GH neo」は、その後継モデルではなく、優れた特性はそのままに、新たな性能をプラスしたシャフトとのことで、「N.S.PRO 950GH」もそのまま継続販売されるそうです。

日本シャフト(株)が誕生したのは1959年と、今年で創立60周年。

その中で、大々的に新製品発表会を行なったのは今回で2回目とのことで、この新製品には強い思い入れもあるようです。

また、創立60周年の記念すべき年に発売することも加味して、同社のコーポレートカラーである「緑」をイメージカラーにシャフトをデザインしています。

2009年に発売し、トーナメントでも多くの選手が使用する「MODUS 3」シリーズは「赤」をイメージカラーに、2012年に「世界最軽量スチール」として発売された「Zelos」のイメージカラーは「青」と、それぞれシャフトデザインに採用する「色」を変え、異なる層のゴルファーニーズに応えたラインアップを取り揃えているのも特徴的です。

振りやすさはそのままに、現代のアイアンヘッドにマッチ

製品の特徴を解説すべく壇上に登場したのは、ティーチングプロの“QP”こと関雅史氏と、クラブフィッターの鹿又芳典氏。

それに、日本シャフト(株)の開発担当とマーケティング担当が加わり、トークショー形式で、シャフトの解説を行いました。

関プロは、開発段階でのブラインドテストにも参加されていたそうで、練習場やゴルフコースでプロトタイプのシャフトを打ち比べ、同社が作りたいと考えるシャフトの選考に協力したと話していました。

「N.S.PRO 950GH neo」に求められたのは、現代のアイアンヘッドにマッチさせること。

というのも、20年もの間人気モデルであり続ける「N.S.PRO 950GH」ですが、アイアンヘッドはどんどん進化しており、“飛び系”と呼ばれるロフトが立っているものや、ソール幅が広いもの、ヘッド全体が大きいものなどなど、さまざまなバリエーションがどんどん登場しています。

それらの性能を十分に引き出せる軽量スチールシャフトを目指して開発されたのがこのモデル。

「90グラム台の重量で、高く上がって、キャリーを伸ばしてランを抑えて、狙ったところに打てる!」

そんな理想的なシャフトを生み出すための開発裏話を、軽快なやりとりで披露してくれました。

開幕戦で「N.S.PRO 950GH neo」を使用して優勝! 比嘉真美子プロ登場

続いて登壇したのは、何と「N.S.PRO 950GH neo」を使用していきなり開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」で優勝を果たした比嘉真美子プロ。

実はLPGAツアーの現場では、今年の開幕戦から「N.S.PRO 950GH neo」が投入され、多くの選手が試していたそうです。

比嘉プロも練習日に試して、試合の2日前に使用を決定。そして、チャンスにつけるショットを連発し、開幕戦優勝を果たしたのです。

「インパクトで無駄なブレが少なくて、素直にスイングとマッチした動きをして、しなやかに戻ってきてくれます。無駄な動きがなく、フルスイングはもちろん、コントロールショットや狙っていくショットで威力を発揮してくれます。最初に打った1球目で『変えよう!』と思いました。自分がイメージしている弾道と出球がマッチしていて、思い通りに打てたので決めました!」

とコメントしました。

さらに、このシャフトをどんなプレーヤーに薦めたいかと聞かれると

「すべてのアマチュアに試してほしいですが、中でも競技に出るようなプレーヤーの方は、違いを感じられて、良さをよりわかっていただけると思います」

と答えました。

リシャフト用のアフターマーケットモデルとしての「N.S.PRO 950GH neo」は、9月5日(木)発売で、価格はオープン。

各クラブメーカーの秋の新製品にも採用されているとのこと。こちらにも注目です。

また、試打インプレッションを始め、「N.S.PRO 950GH neo」に関する情報を満載しているコンセプトサイトが今後オープンする予定とのこと。

こちらもチェックしてみてくださいね。