Gride

gettyimages/1157717784
getty

プロゴルファー

宮下芳雄@プロゴルファー

2週連続優勝、鈴木愛選手のスイングを解説!

こんにちは、ゴルフコーチの宮下芳雄です。

今回は高橋彩華選手とのプレイオフを制し、ニチレイレディスを優勝した鈴木愛選手のスイング解説をします。

まずは彼女のプロフィールをご覧ください。

(記録は2019年7月3日現在)

現在、LPGA賞金ランキング2位

getty

鈴木愛選手は2013年にプロテスト合格。

その年にステップ・アップ・ツアーの「中国新聞レディースオープン」で優勝するなどしトーナメントプレイヤーとしてのキャリアを積んでいきました。

さらに2014年の女子メジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でレギュラーツアー初優勝。

この優勝で多くのゴルファーから注目をされる人気プロゴルファーになりました。

さらに2017年には2013年の森田理香子以来、4年ぶりとなる日本人としての賞金女王にも輝きました!

現在、LPGA賞金ランキング2位、絶好調の鈴木愛選手です。

では鈴木愛選手のスイングの解説です。

Grigde読者のみなさんに参考になるスイング動作がいっぱいです!

鈴木愛選手のスイングで私が注目したことは、頭を大きく右へずらしながらバックスイングをしている動作です。

じつは近代スイングではあまりヘッドポジションを動かさず「軸をズラさず捻転」「その場で回転」を意識するスイングが一般的になっています。

それを考えると鈴木愛選手のスイングは真逆で「左右動」「体重移動」を大きく使ったスイングスタイルと言えます。

軸が左右に動くことでスイング精度が低くなると言われていますが、その反面、体重移動を使うスイングになることで飛距離アップ効果が期待できます。

さらに体が硬い人にはスイングしやすいスイング動作とも言えます。

体重移動でボールを飛ばしたい人、体が硬く上半身と下半身を捻じるスイングが難しい人には必ず参考になるはずです。

Gridge読者のみなさんも鈴木愛選手を真似できる!?

最後にGridge読者のみなさんも鈴木愛選手を真似できるポイントを紹介します。

それは左サイドへ強くウェートシフトする動作です。

飛距離が伸びることはもちろん、ハンギングバック(体重が右へ残ってしまうスイングエラー)を予防することができます。

この動作を身に付けるために練習で行ってほしいのが「ウォークスルードリル」です。

ウォークスルードリルをすることによりダウンスイング時に骨盤の回転を強化!

具体的には軸を中心にした回転を安定させることができます。

練習だけでなく、ラウンドでショットをする前にウォークスルードリルを行うことでミスを予防できます。

さらに右足体重スイングのミスの後にウォークスルードリルをすることによりフォームを矯正することができます。

皆さんもぜひ試してみてくださいね!

ではまた次回Gridgeでお会いしましょう。