Gride

http://photozou.jp/photo/show/1207940/191249625,東北福祉大に行って来ました。

ライフスタイル

kuisinbo

多士済々!東北福祉大学ゴルフ部出身プロゴルファーを紹介

大学ゴルフ界では、すでに「最強」との呼び声も高い東北福祉大学のゴルフ部。

東北福祉大学のゴルフ部は、学生ゴルフでももちろん強さを発揮していますが、そこからプロゴルフの世界に飛び込んで活躍している人がたくさんいます。

大学の名門ゴルフ部、と言えば真っ先に名前が挙がる東北福祉大学。この東北福祉大学出身のプロゴルファーを紹介していきたいと思います。

※選手プロフィールはJGTO公式サイト、JLPGA公式サイトより。2022年2月現在

大学ゴルフ部の中で名門と呼ばれる東北福祉大!

(画像は同大学公式サイト https://www.tfu.ac.jp/ より)

大学ゴルフ部と言えば、かつては日本大学一強の時代が長く続ていました。

しかし時代は変わり、今では東北福祉大学が「大学ゴルフ部と言えば?」という質問に真っ先に名前が出てくるような名門として君臨するようになりました。

東北福祉大学をゴルフの名門へと押し上げた背景には、阿部靖彦監督の存在がありました。

東北福祉大学ゴルフ部の歴史は?

東北福祉大学のゴルフ部は、もともと強豪であったわけではなく、先述の阿部監督がゴルフ部を強く、大きく育てていきました。

しかし阿部監督は元々ゴルファーだったわけではなく、野球部の出身。東北福祉大学でゴルフ部ができたのが1989年で、その時阿部監督は軟式野球部とゴルフ部監督を兼任するところからスタートしました。

ゴルフそのものが未経験である阿部監督がゴルフ部の監督をするにあたり悩みは尽きなかったことでしょう。

しかし阿部監督が考え抜いた末に出した指導理念は、長年携わってきた野球という団体競技の経験ややり方を、個人競技であるゴルフに落とし込んでいくこと、だったのです。

個人でやるスポーツではあるものの、大学ゴルフは1つのチームだと考え、チームワーク、団結力を大切に考えていたんですね。

その後の東北福祉大学ゴルフ部の活躍は皆さんの知る通りで、大学ゴルフ界では全国トップクラスの実力を誇るようになりました。もちろんプロゴルファーも多数輩出しています。

プロゴルファーを育てようとしているのではなく、将来プロとして生きていくためにどうすべきかを教えていると言います。

そんな阿部監督の指導を受けたい、と有望な選手がまた東北福祉大学に集まってきているのです。

世界のマツヤマ! 松山英樹も東北福祉大学ゴルフ部出身

2013年の日本ツアーでは史上初のルーキーイヤー賞金王に輝き、その後は活躍の場をPGAツアーに求め、2021年には念願のマスターズ優勝を飾った世界の松山英樹選手。

松山英樹選手も東北福祉大学のゴルフ部出身として有名ですね。

ギャラリーの多い試合が好き、と語るように大舞台でもものおじしない性格がマスターズ優勝の礎となったのでしょう。

マスターズ優勝の直後には、恩師である阿部監督に「監督、やりました」という電話をかけたのは有名なエピソードですね。

そんな松山流のスイングは、トップで間を作るタイプのスイング。このスイングはどのクラブでも変わらず、タイミングの取り方やリズムはアマチュアでも参考にできる部分が少なくありません。

名前 松山英樹
生年月日 1992年2月25日
身長 181センチ
体重 75キログラム
出身地 愛媛県

日本ツアー復帰の谷原秀人も東北福祉大学出身

東北福祉大学では1年生からゴルフ部のレギュラーとして活躍し、今では海外ツアーへの挑戦や日本ツアーでの輝かしい戦績で、知らぬ人はいない谷原秀人選手。

2020-21シーズンには日本ツアーに復帰。2021年の三井住友VISA太平洋マスターズで、日本ツアー復帰後初勝利を飾っています。

スイングは左一軸打法として有名で、アドレスからバックスイング、フォローまで左側に軸を作り、そこから体が動きません。飛距離よりも安定性を第一に考えたスイングなのでしょう。

ゴルフは飛距離ではなく正確性、という意思を感じるスイングです。

名前 谷原秀人
生年月日 1978年11月16日
身長 178センチ
体重 80キログラム
出身地 広島県

学生ゴルフ2連覇の池田勇太!

2009年にプロゴルファーの道を歩み始めた池田勇太選手も東北福祉大学のゴルフ部出身の1人。

プロ入り後日本ツアーで順調に勝利を重ね、20勝以上を積み重ねた実績のあるプロゴルファーです。

ゴルフを始めたのは6歳で、世界ジュニアゴルフ選手権も優勝。そして東北福祉大学時代も、日本学生ゴルフ選手権で2年連続優勝するなど、輝かしい結果を残しています。

バックスイングで左足がめくれる独特の動きで、常に体が手元を先行していくスイングです。

名前 池田勇太
生年月日 1985年12月22日
身長 177センチ
体重 77キログラム
出身地 千葉県

158センチと小柄なプロ! 比嘉一貴

158センチというスポーツ選手としては非常に小柄な選手が、比嘉一貴選手です。

第53回の大学対抗戦では、最優秀選手として表彰されるなどの活躍をしています。この時、男子プロ顔負けの68というスコアでラウンドをし、当時からすぐにもプロゴルファーとして通用する、とまで言われていました。

沖縄県出身の比嘉選手は、学生のうちから数々の試合で輝かしい成績をおさめ、2017年にプロゴルファーに。

2019年にはKBCオーガスタゴルフトーナメントでは、大会レコードとなる通算26アンダーという成績で、2位に大差をつけてツアー初優勝を飾っています。

小柄ながら軸が一切ぶれないコンパクトなスイングは、アマチュアゴルファーでも参考にしたいスイングですね。

名前 比嘉一貴
生年月日 1995年4月23日
身長 158センチ
体重 70キログラム
出身地 沖縄県

脅威の平均ストローク69台! 期待のルーキー金谷拓実

2020-21シーズンではルーキーイヤーながら、堂々たる試合運びをみせてくれた金谷拓実選手も東北福祉大学ゴルフ部の出身者です。

20-21シーズンのJGTOの最優秀選手賞こそアメリカのチャン・キムに譲ったものの、新人選手しては部門別で「最優秀新人賞」「平均ストローク」「パーキープ率」「ゴルフ記者賞」の4冠を達成しました。

中でも平均ストロークは脅威の69.73。1年を通じて終始安定したゴルフを展開している証でもあります。

松山英樹選手に続き、マスターズ優勝に近いのは彼かもしれません。

力強いバックスイングから、ボディターン主導のスイングでヘッドを走らせているスイングですね。インパクト付近から急激にヘッドが前に出てくるのがわかります。インパクトの安定性を高めつつ飛距離が出せるスイングに、トータルドライビング2位のポイントが隠れています。

名前 金谷拓実
生年月日 1998年5月23日
身長 172センチ
体重 75キログラム
出身地 広島県

ツアー登録最速優勝(当時)を飾った佐伯三貴

女子プロゴルファーとして活躍していた佐伯三貴選手も、東北福祉大学ゴルフ部の出身です。

佐伯三貴選手は2007年1月1日にツアー登録した後、112日目となる2007年4月22日。フジサンケイレディスで初優勝を飾っています(現在は大里桃子選手の23日目が最速記録)。

東北福祉大学ゴルフ部は男子だけでなく女子も強く、佐伯三貴選手もその中の1人です。

幼少の頃から天才少女として注目されていた佐伯三貴選手は、ツアー7回の優勝を飾り、現在はケガの影響もあり惜しまれつつも引退しています。

しかしながらゴルフへの想いは消えず、母校である東北福祉大学ゴルフ部で後進の育成に注力しています。

ワンプレーンの無駄がないスイングは、ぜひアマチュアゴルファーにもマネをしてもらいたいポイントです。

名前 佐伯三貴
生年月日 1984年9月22日
身長 163センチ
体重 63キログラム
出身地 広島県

これからも東北福祉大学のゴルフ部がアツい!

ここで挙げた以外にも、星野英正選手や岩田寛選手、原江里菜選手など、まだまだ紹介しきれないほど東北福祉大出身のプロゴルファーはたくさんいます。

すでに花開いた選手も多いですが、これから活躍が期待できる選手も大勢います。

大学ゴルフ界を牽引しているだけあって、いい選手たちがたくさん輩出され続けています。

これからも東北福祉大学のゴルフ部出身のゴルファーに注目していきたいですね。