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ゴルフスイング

宮下芳雄@プロゴルファー

ダウンスイングで左手の甲を意識すればショットの方向性が良くなる!

こんにちは、JGMセベバレステロスGC所属プロの宮下芳雄です。

三寒四温、今の季節は気温の乱高下により体調を崩しやすくなります。

体調管理には十分に気を付けてこれから訪れる春ゴルフを楽しみましょう!

今回はダウンスイングでのフェースの向きについて記事を書きました。

ご存知の方も多いことと思いますが、フェースの向きは球筋に大きく影響をします。

掘り下げて説明をすると、フェースの向きはショットの打ち出し方向に強く影響します。

すでに数値的なデータが出ており、ドライバーショットでは約80%の影響があるそうです。

アイアンショットでは数値が少し下がり約70%の影響があるとのことです。

ショットの方向性を整える近道はフェースの向きを安定させること!

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安定感の高いショットを打つためには、コンタクト(インパクト)でフェースの向きを目標に対してスクエアにすることが重要です。

しかし現実的には、スイング中にフェースの向きが変わってしまうことが多いはず。

さらに、コンタクト時にフェースを正しくスクエアに戻そうと思っても、アマチュアゴルファーにとっては至難の業だと感じることでしょう。

しかし、実はアマチュアゴルファーでも簡単にできる方法があるのです。

その方法とは、ダウンスイングの途中でフェースの向きをチェックすることです。

では詳しくその方法を紹介しましょう!

フェースの向きを「どこで?」「どうのように?」チェックすればよいのか?

まずはバックスイングをしてトップポジションで一度、スイングを止めます。

その後、ゆっくりダウンスイングをしてクラブが腰の高さにくるくらいでスイングを止めます。

ここでクラブフェースの向きをチェックするのです。

フェース面が地面方向、斜め下を少し向いていればスクエアフェースでダウンスイングできている証拠。

ちなみに写真のように上を向いていると、フェースが開いている状態になり右へのミスが起こりやすくなります。

腰の高さでフェースが閉じ過ぎていると左へのミスが起こりやすくなる!

反対に大きく斜め下を向き過ぎてしまうと、フェースが閉じていることになり左へのミスが起きやすくなります。

方向性に課題があるゴルファーさんは、腰の高さでフェース向きが垂直よりも少し下を向くくらいでチェックしてみてくださいね!

フェースの向きを良くしたい! 体のどこの部位を意識すればいいのか?

そこで、皆さんが知りたいことは体のどこの部位を意識したら良いのかだと思います。

ずばり言います、「左手の甲」です。

具体的にはトップポジションからの切り返しで、手が腰の高さまで下りてきた時に左手甲の向きに注目してください。

左手甲が少し地面を向いていれば、フェースの向きがスクエアになっています。

右へのミスが多い場合はこの左手甲の向きを強く地面に向けましょう。

反対に左へのミスが多発してしまうケースでは、反対に上を向くように意識できればミスが少なくなります。

フェース面を意識することに加えて、自身の体の一部である左手の甲の向きをチェックしたほうがイメージしやすいはずです。

仕事もゴルフも同じ! 大切なのはリハーサルです!

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最後に宮下からGridge読者のみなさんへ提案です。

今回紹介したチェック方法を練習場で行うことはもちろん、ラウンド中もぜひ行ってみてください!

ショットを打つ直前に腰の高さでフェースの向きをセルフチェックするだけで、間違いなく方向性を安定させることができます。

プレショットルーティーン(ショットをする前の儀式・習慣)として組み込んでも面白いと思います。

ゴルフも仕事と同じように事前の準備やリハーサルが大切なのです。

春ゴルフではフェースの向きに気を付けてスイングをし、自身のイメージするショットを打ってくださいね!

ではまた次回Gridgeでお会いしましょう。