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ゴルフスイング

おっ3

ドローボール習得への道~体験編~

「今までドローボールなんて打ったことがない」という方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方も、ドローボールが出る時の身体の各部位のポジションを確認してドローボールを体験してみましょう!

最初は違和感が大きいと思いますが、コツをつかめば誰にでもできますよ!

スライサーのインパクト!

極端な見せ方ですが、スライサーのインパクトは、スタンスが大きく左を向いた状態に合わせて、両肩を結んだ線も左方向を向いた形になっています。

この状態から右手の力でボールを叩き、その力に負けた左腕が行き場を失ってしまった結果、左肘を背中側に引くようにフィニッシュに向かうとほぼ100%スライスになります(ただし、クラブフェースとボールがきちんとコンタクトした場合に限ります)。

逆転の発想をすれば、これとは反対の身体のポジションを作ることができれば、ドローボールを打てるようになるのです。

ドローを打ちやすい形を作る!

前段とは逆転の発想です。

打ちたい方向に対して、少し背中を向けるようにアドレスします(飛球線に対して、スタンスはほぼ45度です)。

クラブフェースは、写真のように打ちたい方向に向けたままです。

ポイントは、肩もスタンスもしっかりと閉じたままだということです。

このポジションの場合、クラブはインサイドから下りやすく、アウトサイドに抜けやすいのです。

このアドレスを取り、クラブヘッドの軌道をインサイドアウトに取ること、インパクト以降の左腕は、大きく右側に振り抜き、肘を地面に向かって指すように折り曲げていくことは大切なポイントです。

それに加えて、左足でしっかりと踏ん張り『左サイドの壁』を強固なものにしましょう。

ポイントを体感すること!

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前段でご紹介した、ドローボールが否応なく出るポジションをアタマで理解し、身体に沁み込ませるように練習しましょう。

素振りももちろん有効な練習方法ですが、スタンスに加えて身体もクローズドにする練習は、ティーアップしたボールを打つほうが習得に必要な時間は短縮できるかもしれません。

もちろん、肩の回転不足は論外です。肩が回転して初めて、クラブヘッドをインサイドから降ろすことができるのですから。

最初は45度位のクローズドスタンスで、慣れて来たならば、スタンスを少しずつスクエアな位置に戻してみましょう。

ただし、インパクトの際の肩のポジションと腰の開きだけは、45度クローズドの時と同じくらいに保つようにすると良いと思います。

以上、ちょっと変わったドローボール習得への道をご紹介いたしました。