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国内女子プロゴルファーのスイングを徹底解析

国内男子プロゴルファーのスイング解析に続いてシリーズ第2弾!
国内女子にもスポットを当ててみました。

自分のスイングと比較してみて、ちょっとしたヒントや改善につながればと思います。
それではどうぞご覧ください!

下半身主導の安定したスイング【菊地絵理香】

基本に忠実な、キレイなフォームを披露してくれているのが菊地絵理香選手です。

アドレスから余計な力が入っておらず、テークバックから下半身に引っ張られて上体がついてくるフォームになっていますね。

骨盤から動き始めて、軸に腕とクラブが「巻き付いてくる」ようなイメージです。

腕力で余計な調整をすることなく、クラブを振り抜くことができるので、非力な女性ゴルファーにこそお手本にしてもらいたいですね。

スポーツ選手としては比較的小柄な体格の菊池選手だからこそ、勝負の世界で生き抜くために最も力が強い、下半身主導のフォームを手に入れたということなのでしょう。

ヘッドの遠心力を上手に利用【イ・ボミ】

ヘッドの遠心力を上手に使って、ボールを遠くへ運んでいるのはイ・ボミ選手です。

この選手も比較的小柄なのですが、クラブの遠心力という自分の力ではない部分を上手に利用していると言えるドライバーショットですね。

またイ・ボミ選手の特徴としてミスショットが少ない点が挙げられるでしょう。

それは頭が動かないのはもちろん、力みがなく、またテークバック時にはコック量が少ないためドライバーが安定していることに直結していると思われます。

力でボールをひっぱたく、というイメージよりも、ヘッドの重さでボールを上手く乗せるイメージのスイングですね。

リストが立ってインパクト【木戸愛】

身長170センチを超える恵まれた体格から、美しいスイングをする木戸愛選手。

アドレスの時から、ややボールまで近くリストが立っているのがポイントですね。

リストの角度はテークバックからインパクト、フォローまで変わらずしっかり"立って"います。

こうすることでフェースが外側に逃げないので、スライスボールが減って飛距離を稼ぐことができているんですね。

かといって力で振り回すタイプのスイングではなく、あくまで腰の回転と体重移動でリラックスしているスイングです。

腰の回転をしっかり使う【上田桃子】

やや早めのテークバックから、切り返して腰を回転を最大限に利用しているスイングは上田桃子選手です。

腰の回転をさらに早めるために、テークバックでさらに身体の捻れを発生させていますね。

またインパクトの瞬間に強い力を発生させることができるので、腕力に頼らないスイングを実現しています。

特筆すべきはインパクトの瞬間です。

腰の回転を使うには下半身が安定していないと、どうしても軸がブレて安定性に欠けてしまいます。そこで右足でガッチリ地面を掴んで、体重と回転を受け止めていますね。

いかがでしたか?
国内の女子プロゴルファーのスイングを解析してみました。

こうしたトップ選手たちと比較することで、週末ゴルファーだってさらなる高みを目指してがんばっていきましょう!