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番外編【プチ改造!鉛貼り編】☆失敗しない、クラブ選びのヒント

どうも、こんにちは。天気予報で早くも梅雨入り宣言をした県があるなんてニュースを耳にするとなんだか、今から憂鬱な気分になるのは私だけでしょうか……。

あまり印象が良くない季節ですが、こんな時期こそ! クラブ改造ですよ!!

『クラブ選び』からは多少脱線しますが、今回は工房やショップでなくても簡単にできる鉛貼りについて、貼り方や効果について紹介したいと思いますので最後までお付き合いくださいませ。

では、始まりはじまり……。

其の1、バランスアップ

このコラムでも何度かお話して来ましたが、「クラブバランス」という、持った時に感じる重さの調整を、ヘッドに鉛を装着することで簡単に変更できます。

まず、バランスを出したい場合(ヘッドを重く感じるようにする)は、ヘッドのソール部分中央に鉛を装着します。目安は、1ポイント上げるのに約2グラムの鉛を装着します。

また、その逆でバランスを落とす場合には、1ポイント下げるのに約4グラムの鉛をグリップエンドに装着します(グリップ交換が必要)。

上手く調整するコツは、チョットずつ試打しながら貼ります。一気にポイントを変えるのはおススメしません。

其の2、クラブ重量のみ重くする

ヘッドバランスはそのままで、全体重量のみを上げたい場合の鉛を貼る位置は、グリップの一番ヘッド側の部分。

シャフトに直に巻き付けていきます。ただし、これもチョットずつ調整して行ったほうが良いでしょう。

貼る重さも6〜8グラム程度が目安です!

それ以上の重量変更はグリップ自体の重量を重いものに変更するか、思い切ってリシャフトをオススメします。

※グリップを重くするとバランスが出づらくなるので注意が必要です。

あくまでも、鉛貼りは微調整と思ったほうが上手く調整できるでしょう。

大幅な重量アップが必要な場合は、シャフトを交換してしまうほうがバランスも再度合わせられますし、『シャフトバランス』を考えた上でも間違いないでしょう!

其の3、重心位置の変更

ヘッドのソール(底面)に鉛を装着することで、スイング中のヘッド軌道を調整する鉛の貼り方があります。

これは、ヘッドのある部分に鉛を貼ることによってヘッドの重心位置を変える方法で、簡単にいうとヘッドの返りを早くしたり遅くしたりするというものです。

1.スライスを矯正したい場合は、ヘッドのネック部分に装着します。この位置に装着することでヘッドが返りやすくなり振り遅れを防ぎます(写真左上)。

2.フック矯正ですが、ヘッドのトウ側(ネックとは逆の位置)に装着し、ヘッドの返りを遅くします(写真右上)。

3.球を上げたい場合は、フェースとは反対側に装着します(写真左下)。

4.出球を低くしたい場合はフェース側に装着します(写真右下)。

これも、少しの重さで効果が得られますので貼り過ぎは禁物です。

其の4、パターの鉛貼りは、今や当たり前

最近、パターグリップのバリエーションも増え、形状や長さも様々になりました。

そこで、グリップ交換の際、重量が変化することでバランスが変わることが多々あります。

バランスが変わるということは、ストロークの際、感じていたヘッドの重さを感じにくくなったりタイミングよくストロークできなくなります。

そんな時はパターソールに鉛を装着します。パター形状にもよりますが、ソール一面に貼るような感じがベストだと思います。

片貼り(ソール側だけとか一片だけ貼ること)は、パターの座り具合に影響し正確に芯をとらえられなくなる可能性がありますので、ベタっと大きく一面に貼ってください。

其の5、今回のまとめ

いかがでしょうか? 最近ではヘッドのタングステン(ネジ式のモノ)で重量を変更することで、鉛貼りと同じ効果を得られるクラブが出ておりますが、鉛貼りはより微妙な調整ができるためおすすめなプチ改造です。

鉛貼りにも注意点があり、ラウンド中に鉛を増やしたり減らしたりすることはクラブの改造とみなされるので意図的にはできません。

※剥がれてしまった場合は付け直すことができます。

また、プロのクラブを見る機会があれば、ヘッドを気にしてみてください。結構鉛がベタベタと貼られていますから。

そんな今回は、クラブ選びの番外編としてプチ改造のご紹介をしました。簡単にできますのでぜひ、お試しあれ。では、また次回まで……押忍。