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人気急上昇!フラットキャップの被り方とトレンドコーデ

ここ最近、ゴルファーや野球選手の間でも見られるようになった「ツバが真っすぐのキャップ」。訪れるゴルフショップでも、所狭しと並べられるようになりましたよね。

この帽子、今までの帽子からは考えられないくらい、帽子のツバが真っすぐですよね。初めて目にした人の中には、驚きや違和感を持った人も多いと思います。

フラットキャップと呼ばれているこの帽子、ゴルファーはもちろん、一般の方やキッズにも人気です。

一体どうやって被るのが正解なのでしょうか? また、ゴルフでフラットキャップを被るときに、参考にしたいトレンドコーデをしているプロはいるでしょうか? 素朴な疑問を解決します。

フラットキャップの先駆けはNEW ERA(ニューエラ)!

さて、このフラットキャップ、別名平ツバとも呼びますが、このタイプの帽子を思い浮かべたときに、連想されるものとして、「NEW ERA(ニューエラ)」があります。

このニューエラ、実はフラットキャップを作っている製造会社の名前なんです。

メジャーリーグベースボール唯一の公式キャップでを作っている大手メーカーで、正式名称を、「ニューエラ・キャップ・カンパニー」といいます。1920年に設立された前身の会社から、約100年続く、老舗の会社です。

ゴルファー向けのフラットキャップは、2011年から本格的に商品ラインに加わりました。

ニューエラらしいヘッドウェアのシルエットをベースに、機能素材やゴルフクラブをモチーフとした刺繍などを加え、従来のものをフラットキャップ用にアレンジしています。

NEW ERA(ニューエラ)の帽子のシールは剥がす? 剥がさない?

ニューエラの特徴といえば、帽子に必ず貼られている、金色か銀色の丸いシール。

一般的には、買い物をして自分のものになった帽子のシールを剥がして被ることが多いと思いますが、ニューエラの帽子は、基本的には「シールを剥がさない」という文化が根付いています。

諸説あるようですが、背景としては、アメリカのブラック・カルチャーの影響を受けており、経済的に貧しかった彼らは、帽子のシールを剥がさないことで、その帽子が本物である、という証明の意味を持たせていたと言われています。

また、本当はお金を出して購入したとしても、万引きをして、本物を手に入れたという恰好を取っていたとも言われています。

このような背景で、ニューエラのキャップのシールは多くは剥がされずに使用されていたようですが、今では個人の好みにより、剥がして使用している人も増えてきているようです。

ちなみにシールにはキャップのサイズや、帽子の種類などが書かれています。現在はゴールドとシルバーの2種類のカラーですが、以前はレッドやグリーン、ブルーも存在していたため、その色のシールのついた帽子を被っている人がいたら、かなり珍しいことですね。

また、シールが汚れたり取れたりするのが嫌がり、買ってすぐ、シールをツバの裏に張り替える人も。ユーザーそれぞれが、ニューエラのキャップのどこにシールを貼っているか、観察してみるのも面白いかもしれません。

フラットキャップが似合うのはどんな輪郭の人?

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目の前の帽子が気に入ったのに、被ってみるとなんだか似合わない……。フラットキャップに限らず、帽子の置いてある感じと、被ってみた感じが違うことはあると思います。

トレンドになりつつあるフラットキャップ、ぜひ取り入れて、ゴルフファッションのコーディネートに幅を持たせたいものですよね。

帽子の似合う似合わないは、元々の骨格や頭の作りや大きさが、ひとりひとり異なっているからです。

顔の小さな女性や外国人は、比較的どのような形の帽子も似合うのですが、日本人特有の、骨格が平べったく彫りが浅い傾向にある日本人男性は、女性に比べて頭が大きいこともあり、似合う帽子が少ない傾向にあるようです。

その日本人男性の中でも最もフラットキャップが似合う顔の輪郭は、「ベース型」の方と言えます。

「ベース型」とは、エラが張っており、シャープなあごが特徴の輪郭です。全体的に丸みのあるフラットキャップを被ることで、上から下までのバランスがまとまって見える効果があります。

キャップタイプは比較的、どの輪郭のタイプでも似合う帽子と言えますので、ベース型以外の輪郭の人でも、下記で紹介する被り方を試してみると、自分に似合う被り方が見つかりますよ。

フラットキャップの被り方

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いろいろな輪郭に似合うフラットキャップですが、どのような被り方があるのでしょうか?

・普通に被る
・ツバを上に向けておでこを出して被る
・ちょっと斜めに被る
・後ろ向きに被る

インスタグラムなどでコーディネート例を見てみると、大きく分けて4つの被り方があるようです。

どのように被らなければならないという決まりはないため、結局、フラットキャップはどのように被っても「しっくりきていればOK」です。

さらに、ゴルフをする際に被るものですので、スイングのときに気になる被り方でしたら、スコアに影響が出てしまう可能性もあります。

ツバの位置を変え過ぎて、日差しを遮ることができなければ、意味がないものになってしまいます。

ただの被り方だけではなくて、ゴルフをする上でどうか、という点も考えて被り方を工夫するのがよいでしょう。

さきほど、フラットキャップが似合う顔の輪郭は「ベース型」であると記載しました。

他の輪郭の方で、たとえば面長が普通にフラットキャップを被ると、さらに顔が縦長に見えてしまうというデメリットがあります。

しかし、面長の方でも、帽子を深く被ることで、顔を小さく見せることができますので、フラットキャップを取り入れたコーディネートを楽しむことができます。

また、おでこを出したり、斜めにしたりという被り方は、ツバで顔に影が落ちないため、顔全体が明るく見えて、周りの人によい印象を与えてくれます。

いずれの被り方をするにしても、自分の顔の大きさに合ったサイズの帽子を選ぶことが大切です。

平らのツバを敢えて曲げる被り方も!

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フラットキャップはもともと、購入したときはツバがまっすぐなものです。しかし、そのツバをまっすぐのまま被らなければならないというわけではありません。

実際、フラットキャップのツバを曲げて、被っている人もいます。

ツバがまっすぐなまま店頭に並んでいるのは、「ツバがまっすぐなまま被るもの」という指示ではなくて、「ツバをまっすぐなまま被っても、曲げて被ってもいいですよ」という、メーカーからの配慮です。

商品を制作したメーカー自体も、「ツバを曲げるのはユーザーの自由である」と言っています。

フラットキャップのツバをそのまま被る場合と、曲げて被る場合では、被ったときの印象が大きく変わります。

ツバを曲げずにまっすぐなまま、浅く被ると少しヤンチャな印象に。ツバを曲げて被ると目元が隠れる効果で、少しクールな印象を与えます。

また、前髪がある方は、前髪を見せる被り方と、見せない被り方でも、だいぶ変わります。

ツバをまっすぐなまま被るときは、前髪を帽子に全部入れてしまうほうが、明るい印象になるでしょう。

ちなみに、ツバはそんなに柔らかいものではありませんので、一度曲げてしまうと、元通りまっすぐに戻すことは難しいです。その一度を、失敗してしまっては元も子もありませんよね。

ツバを曲げる方法は、一般的には両側を両手で持って力を加える方法ですが、ゴムバンドを使ったり、ボールなどを使ってきれいなカーブを作る方法もありますので、自分がどんな方法で一番きれいにできるかを考えて曲げてみましょう。

フラットキャップのおすすめブランド5選

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前段ではニューエラをご紹介しましたが、この他にもいろいろなブランドが、フラットキャップを発売しています。おすすめのブランドをご紹介します。

・BLACK CLOVER(ブラッククローバー)

アメリカ発、ヘッドウェアブランドのブラッククローバー。大きく目立つ位置に配置された四葉のクローバーが、被るだけで幸運を呼んでくれそうと人気です。クローバーのカラーも多々あるため、男女問わずゴルファーに人気のブランドです。

・adidas(アディダス)

ドイツのバイエルン社に本社を置くアディダス。ゴルフ用品だけではなく、幅広い種類のスポーツに向けて、商品を展開しています。

アディダスといえば、カエデの葉のような形をしたロゴに、三角形に三本の斜線が入ったロゴの2種類が有名です。フラットキャップにもこのロゴが配され、スポーティな印象を与えています。

・SRIXON(スリクソン)

ゴルフとテニス用品に重きを置き、商品を展開しているスリクソン。頭の部分におなじみのSRIXONのロゴと、ツバの部分にZstarなどのワッペンが貼ってあるものが特徴です。

以前から販売されているオリジナルのキャップは、毎年ワッペンがハートや星など、派生したものが出ていますので、フラットキャップにも浸透していくとおもしろいですね。

・Rosasen(ロサーセン)

ロサンゼルスで生まれたロサーセン。コンセプトは、「朝にサーフィンをして、ビーチからそのままゴルフに行けるようなウェアを作ろう」というものです。

カモフラ柄を使ったウェアも多く、カジュアルで楽し気な雰囲気を与えます。ロサーセンが発売しているフラットキャップも、そのようなイメージを受け継いで、被るだけで印象に残る商品が数多くあります。

・KAPPA golf(カッパゴルフ)

イタリアミラノ発の「カッパゴルフ」。スポーツブランドです。創業100年以上の歴史を誇りながら、日常使いにも利用できるゴルフウェアは、常に最先端を走っています。

カッパのロゴとして有名な、男女が背中合わせに座っているようなデザインや、Kappaの文字をヘッド部分に大きく配置し、カジュアルな印象のフラットキャップを販売しています。

このほかにも、フラットキャップを発売しているブランドは数多くあります。自分の好きなブランドからも出ていないか、ぜひチェックしてみてください。

参考にしたいフラットキャップのトレンドゴルフコーデ1

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フラットキャップを被っているプロゴルファーといえば、一番に思い浮かぶのが、「リッキー・ファウラー」ではないでしょうか。

ベース型の輪郭を持つ彼は、イメージカラーのオレンジ色を中心に、白のパンツなどを合わせ、スポーティで清潔感のあるコーディネートで、見る人にスタイリッシュな印象を与えています。

リッキー・ファウラー本人も小顔でスマートな体型をしていますので、彼に寄せたコーディネートをしたいという場合は、身体のサイズに合った、ピッタリとしたウェアを選ぶと良いでしょう。

参考にしたいフラットキャップのトレンドゴルフコーデ2

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日本人の男子プロで、フラットキャップを被っている人といえば、「谷原秀人」です。

面長の輪郭を持つ谷原プロですが、キャップを深く被ることで、頭からあごまでが長く見えることを防ぎ、小顔に見せる被り方をしています。

その日に選ぶフラットキャップも、ウェアの色と合わせ、統一感を出すよう選んでいるようで、トータルコーディネートで爽やかなイメージを持たせてくれます。

彼ら以外にも、若手を中心に、どんどんとフラットキャップは浸透しています。

自分に合うコーディネートは何か、鏡の前で模索することも楽しいですね。

季節に応じて選べるお洒落

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フラットキャップだけでなく、他のキャップやサンバイザーにも言えることですが、屋外の自然の中でプレーするゴルフの用品は、その季節季節に応じて、さまざまな素材で作られています。

夏は風通しのよいメッシュ素材、冬は防寒ができるよう、コーデュロイやエコファーで作られたキャップも、数多く出ています。

そのカラーやロゴのデザインもそうですが、ゴルフをする上で実用的に使うなら、素材にこだわるのもまた選び甲斐があって面白いです。

また、季節ごとにひとつではなく、上で紹介した谷原プロのように、ウェアの色と合わせてトータルコーディネートができるように、いろいろなタイプのフラットキャップを選ぶことで、お洒落に幅を持たせることができます。

その年の各季節で、どのようなフラットキャップが発売されているのか、目を光らせてみてくださいね。

フラットキャップを被ってゴルフにでかけよう!

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トレンドになりつつあるフラットキャップ、ぜひ次のゴルフから、コーディネートに取り入れてみませんか?

素材を選べば各季節に合わせた実用的な使い方もできますし、普段なかなか人と差をつけることができないお洒落な感じを醸し出すことができますよ。

ここで紹介した以外にも、まだまだおすすめのキャップはありますし、今後もどんどん新しいものが発売されていきますので、ぜひチェックしながら、気になるものを被るところから始めてくださいね。