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ゴルフクラブ

ほしのじゅん

飛距離を伸ばす!方向性を良くする!ドライバーの選び方アレコレ

パー3ホール以外のティーショットは、ほとんどの方がドライバーを使用するのではないでしょうか。

そのため、ティーショットのOBなどでスコアを崩しがちな初心者にとって、スコアメイクには、ドライバーショットの良し悪しが大きく関係してきます。

ドライバーショットが上達するには、スイングを良くするための練習が欠かせませんが、同時に、自分に合うドライバーを選ぶということも同じくらい重要です。

ここでは、ドライバーショットを良くするために、どのようなクラブを選べばいいのかという、道具を変えて上手くなる方法をお話しします。

長さで選ぶ!

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飛距離を伸ばしたい場合、ドライバーの長さはとても大切です。

シャフトが長いものと短いものを比較すると、長いもののほうがヘッドスピードがアップします。

実際には、シャフトが1インチ(2.54センチメートル)長くなると6ヤード(約5メートル50センチ)飛距離が伸びるとされています。

そのため、飛距離アップを売りにしているドライバーは、シャフトも長めに作られているものが多いです。

ただ、長いと振りにくい、振り遅れやすい、ミート率が悪くなりやすい、などのデメリットもあり、使いこなすには高いスキルが必要になってきます。

逆に、短いシャフトでは、ヘッドスピードは落ちますが、振り遅れが防止できたり、短い分ミート率が上がるなどのメリットがあり、実際に飛距離を伸ばす人も少なくありません。

フェアウェイキープを重視しつつ、飛距離も出さなければならない米男子ツアーでは、飛んで曲がらないという理由で、短いドライバーを使う選手が増えています。

画像のリッキー・ファウラー選手は43.5インチという、3番ウッドと同じくらいの長さのドライバーを使用しています。

身長や腕の長さもそれぞれ個人で違いますし、何より長尺が合うスイング、短尺が合うスイングというものがあります。

自分にはどちらのタイプのドライバーが適しているのか試打して選んでいくことがポイントです。

総重量で選ぶ!

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総重量も、飛距離を伸ばす上で大きなポイントとなります。

ヘッドの重さと、シャフトの長さ、そしてシャフトの硬さなどがその人にマッチしていなければ、どんなに良いと評判のドライバーでも、良い結果は出せないでしょう。

ヘッドの重さは一般的に200グラム程度ですが、飛距離を出すためにそれよりも重いものを使う方もいます。

ヘッドが重たければ、その分衝突エネルギーが大きくなるからです。

また、同じ重さのドライバーでも、ヘッドのほうに重さがかたよっていれば、振った時に重く感じます。

逆に総重量が同じでも、ヘッドが軽くてグリップが重ければ、振った時に軽く感じます。

前項でお話した短尺ドライバーも、ただ、ドライバーのシャフトを短く切っただけでは、必要以上に軽く感じてしまい、ヘッドの重さを感じられなくなってしまったりと、とても扱いづらいクラブになってしまいます。

なので、シャフトを短くする場合は、ヘッド重量を重くするのが基本的な考え方になります。

いずれにせよ、重過ぎない範囲で振りやすい重さのドライバーを探してください。

操作性で選ぶ!

左右の曲がりやバックスピン量を調整するなど、思いどおりのボールを打てれば、ミスが減る分一発の飛距離は犠牲になるかもしれませんが、結果として平均飛距離が伸びるということもあります。

その場合、操作性の良いドライバーを使うと良いでしょう。

操作性が良いドライバーはどのようなものか、いくつか特徴を挙げることができます。

まずは、ヘッドが小ぶりなドライバーです。

現在の主流は460ccタイプですが、400~440ccのものは一般的に操作性が良くなります。

次に、ヘッドの重心位置が高いドライバーです。

バックスピン量が増えることでサイドスピンの量が減るので、極端に大きな曲がりが減って狙った方向に飛びやすくなります。

また、基本的なドライバーの性格が自分に合えばの話ですが、重心位置や重心距離、フェース角などを調節できる弾道調性機能付きドライバーなら、より自分好みにチューニングすることで、さらなる飛距離を得られるようになるかもしれません。


いかがでしたか?

ドライバーで安定して飛距離を伸ばすためには、スイングを良くするのはもちろんですが、クラブによってもかなり変わってきます。

次回ドライバーを買い換える際には、ぜひ参考にしてみてください。