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ゴルフスイング

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スイングをなめらかにする!2種類の呼吸法と練習方法

うまくスイングするためのポイントはいくつかありますが、その中の一つに呼吸法がある事をご存知でしょうか。

今回は、滑らかでよどみのないスイングを実現する呼吸法とその影響、呼吸法を取り入れる際のポイントを紹介したいと思います。

呼吸法を変えると、スイングにどんな効果が出るの?

呼吸法がスイングに与える効果として最も大きな部分は、緊張を緩和する事です。

緊張などの理由により全身に力が入ってしまうと、スムーズにスイングできないだけでなく、スイング自体を乱してしまいます。

そのため、呼吸法を意識する事で、全身の緊張を緩和し、力を入れずにスイングできるようにするのです。

しかし、胸を張ってしまう呼吸法では、それが原因でかえって上手くスイングができないこともあります。

なので、スイングの邪魔にならない呼吸法を会得しましょう。

2種類の呼吸法

ただ実際に呼吸法を変えるにしても、どのような呼吸をすれば良いのか分からないと思います。

そんな人におすすめする呼吸法のひとつは、「バックスイングで大きく息を吸ってインパクトで吐き出す」方法です。

この方法は、呼吸法を変えたい人たちの多くが実践している方法で、インパクトで息を吐き出すことでスムーズな出力を可能にするため、飛距離を伸ばす事ができる呼吸法なのです。

また「深呼吸をした後に息を深く吸い込み、半分吐き出して止めた後にスイングをする」呼吸法もあります。

こちらは、クレー射撃の選手が行う呼吸法として有名で、緊張の緩和を重視した呼吸法として利用されています。

力まないスイングが理想!重要なのは意識しないこと

スイングでは、基本的には力まない事が理想とされていて、呼吸法はその理想に近づけるためのアプローチのひとつです。

ただ、呼吸法を意識してスイングをしようとすると、逆に全身に力が入ってしまい、かえって上手くスイングできない場合もあります。

また、間違った呼吸法をしてしまうと、上半身を中心に力が入ってしまい、こちらもスイングが上手くいかない原因となっています。

このような状態を改善する方法として重要なのが、「呼吸法を意識しない」事です。

そのためにできる練習方法は二つあります。

ひとつは、スイングとは別に呼吸法のみの練習を行うこと。

もうひとつは、合言葉を使ってタイミングやリズムを取りながら呼吸とスイングを合わせることです。

呼吸法まとめ

● バックスイングで大きく息を吸ってインパクトで吐き出す

● 深呼吸をした後に息を深く吸い込み、半分吐き出して止めた後にスイングをする

● スイングに入る前に深呼吸をして、その後は考えない


いかがでしょうか?

他のスポーツの場合、力が必要な時は息を吐くというのが一般的です。

剣道で言えば『面』とか『小手』、テ二スプレーヤーもインパクトの時に声を出す、ウェイトリフティングの場合も息を吐きながら上げる、などです。

反対に、息を吸いながら力を出すというスポーツはほとんど見当たりません。

呼吸法も、ルーティンにしてしまうといいでしょう。