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ゴルフコース・練習場

PAR RUSH 01

“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ!第12回「倶楽部我山」

今回は、東京から関越道を走り少し群馬県を訪れました。上信越道「富岡IC」にほど近い「倶楽部我山」をご紹介します。

※画像は一部「倶楽部 我山」のホームページから引用。

山小屋のようなログハウス風のクラブハウス!

アプローチの道路を上がって行くと、山小屋風のクラブハウスが現れます!

えっ、これがクラブハウスなの? という感じで一瞬面食らいますが、シンプルでフロント、ロッカールーム、レストランが独立した木造の建物を回廊でつなぐ珍しい造りです。

開場は平成11年(1999年)でメンバーコースですが、個人メンバーはほとんどいないようで法人メンバーが大半のようで会員権相場にも出てきません。

プレーは全組キャディ付きですが、大変リーズナブルなプレー料金となっています。

やや山岳コースを思わせるアプローチ道路からは考えられない比較的平坦な造り!

地形だけを考えれば山岳コースを思い浮かべますが、地形を上手く利用した設計で各ホールは一部ホールを除きフラットに造られています。

ただし、隣接ホールが崖の下というホールも多くティーショットなどを曲げると、通常の林からの脱出以上に難しくなるので、ティーショットの良し悪しがスコアメイクの鍵となるでしょう!

また、ベントの1グリーンで極めて大きく、傾斜の大きなホールも多くあり、乗せる位置によっては難しいパットが残ることが多々あります。

距離もあるドライビングレンジ、アプローチ練習場も充実!

平地が少ない地形にも関わらず、250ヤード打てるドライビングレンジがあります。

しかも、ボールはロストボールながら、コースボールで、スタート前の練習にはもってこいです。

打席数が少なく待つこともあるので、時間に余裕を持ってレンジに行きましょう!

アプローチ練習場もグッド!

さらに、アプローチ練習場が2ヶ所あり、しっかりとアプローチ練習ができます。

アプローチ練習場は、まんじゅう型のグリーンと、少し傾斜のついたグリーンがあります。

特に、傾斜のあるグリーンはクラブハウスから見にくいところにあり、狙い目です。

グリーンの芝もしっかりしています。受けグリーンの下から、上からのアプローチ練習にピッタリです!

距離は短いので方向性が大事!

コースは全体的に短めで、全長はレギュラーティーで6,026ヤードしかありませんので、ティーショットを欲張らず運び、ショートアイアンのミスを少なくすれば、好スコアが期待できます。

ただし、ところどころでフェアウェイが狭い、S字になっているなど難しい設計となっているホールもあり、気を抜けないプレーが続きます。

さらに、グリーンが極端な受けと大きなうねりがあるホールもあり、乗っても安心できません。

OUTコースの攻略法!

距離はレギュラーティーで3,085ヤードと短いですが、各ホールごとの顔があり、キャディさんのアドバイスを守って攻めていく必要があります。

OUTコースでは、ハンディキャップ(HD)1の7番ロングホール(パー5)が難しいです。

S字のロングで左は1ペナ〜OBとなり、右はグリーンまでOBが続きます。

特に2打目で注意しないと左右のOBに吸い込まれることになります。

また、3打目は打ち下ろしで大きな受けとうねりのあるポテトチップスのようなグリーンに打っていきますが、落としどころによっては3パットの危険が大です。

次に9番のミドルホール(パー4)ですが距離は350ヤードと短いものの、2打目が逃げ場がない池越えのため、ティーショットをミスして、2打目の距離が残るとプレッシャーがかかります。

グリーンは受けており、手前に置いておきたいホールです。

INコースの攻略法

INコースは2,941ヤードとOUTよりもさらに短いのですが、特徴のあるホールが続き、飽きない造りです。

この中で、ホールハンディとしては13番のミドルホールがHD2、15番のロングホールがHD3、18番のミドルホールがHD5ですが、まずご紹介したいのが18番のミドルホールです。

距離は337yと短いですが、グリーンが横長の2段で、その左半分は前後・左を池が取り囲みピンが左に立っている場合は正確な距離感が求められます。

右に逃げれば池はクリアできますが、2段グリーンを下るパットが待っています。風が吹くことが多く、最後にドラマが待ち受ける痺れる18番です。

また、15番のロングホールも2打目付近から極端な打ち上げで面が見えないグリーンは縦長の2段で3打目を苦しめます。