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ゴルフの上達に欠かせないもの。目標?ライバル?場数?それと……?

ゴルフはなかなか上達が実感できないスポーツです。

きれいなスイングを手に入れる、きれいな球筋が打てるようになるなど、何をもって「上達」というかは人それぞれですが、誰にとっても指標となるのは、やはり良いスコアで上がることだと思います。

ただ、スコアだけを追い求めても、なかなか上達はしません。

そこがゴルフの難しいところでもあり、ハマってしまうところでもあるんですけどね。

目標となる存在

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「あの人にみたいになりたい」

そう思える存在がいると、頑張れます。

もちろん、それは憧れのプロゴルファーでも構いません。

が、自分の目標とするには、実力的にちょっと距離が遠過ぎるかもしれませんね。

ちなみに私の場合は、私にゴルフを勧めてくれた上司がこれに当たります。

ゴルフを始めた頃、何から何まで酷評されましたし、ラウンドに行くと、いつもボコボコにされました。

あの人みたいになりたいというより、「いつかあの人をゴルフで黙らせてやる」というモチベーションを持ち続けていて、そのモチベーションは今になってもまったく消えることはありません。

ライバルとなる存在

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「こいつだけには負けたくない」

ジャック・ニクラスとアーノルド・パーマーや、AON(青木功、ジャンボ尾崎、中嶋常幸)のように、お互いを認め、お互いを高めあう存在というのは、時に想像以上の力を発揮させてくれるエンジンのようなものです。

これはゴルフに限らず、仕事をはじめ、どんな分野であっても言えることなのかもしれませんが、自分1人だけで高みへ到達するというのは難しいものです。

そんな時、身近にライバルと言える存在がいるのはすごく大きいですね。

特に個人スポーツのゴルフはライバルを作りやすいと思います。

実力的にも、年齢的にもある程度近い人がベターですね。

自分の回りでライバルを作ると、張り合いが出るし、もっともっとゴルフが楽しくなると思います。

ある程度以上の場数

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ゴルフは練習場とラウンドでは環境が違い過ぎるので、やっぱり場数を踏んでいる人には勝てません。

練習場でどんなに素晴らしい球筋を打てているとしても、それを芝(そして砂や土)の上で同じことができるかといったら、別問題ですし、ある程度以上の場数は上達には絶対に欠かせません。

私は数年前から1人ゴルフというものを定期的にやっています。

もちろん、これは1人でラウンドする訳ではなく、1人でそのゴルフ場の空いている枠に予約し、同じく1人予約をした知らない方々とその時間に回るというものです。

ネットでそういうサービスをやっているので、詳しくは『1人ゴルフ』で検索してみてください。

同伴者を募る手間も省けますし、何より知らない方々と初めて回るので、プライベートラウンドでは味わえない緊張感があります。

平日だと都内近郊でも1万円を下回る価格で1ラウンドできますし、休日にありがちなコース内の大渋滞というストレスもほぼありません。

「どんな人が来るんだろう?」という心配もあるかと思いますが、平日に1人でゴルフする人に、変な人はいません(笑)。

もし仮にいたとしても、ラウンド中は自分のゴルフに集中できますし、その日限りの関係ですから、気楽なものですよ。

経済的にも、精神的にも、そして何より貴重な場数を経験できる機会として、超オススメです。

ゴルフが好きであること

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「好きこそものの、上手なれ」

恐らく、これに勝るものはありません。

人間は本能的に不快なものを避けて、快楽を得ようとします。

嫌いなもので快楽は感じられません。

つまり、才能に恵まれていようが、時間的・金銭的な余裕があろうが、根本的に好きじゃないと続けられないし、面白みを感じることができません。

これはゴルフに限らずなんでもそうですが……。

ゴルフを好きになる。

これがゴルフの上達に最も欠かせないものだと思います。