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ゴルファーにおすすめの日焼け止め!選び方と人気商品を紹介

ゴルフが大好きというみなさん、ラウンドの時、しっかりと日焼け止めをしていますか?

一応してはいるけれど、日焼け止めとして販売されている商品が多く、自分の使っているもので対策ができているのかどうか、わからない……。そんな人もいるのではないでしょうか?

ここでは、日焼け止めが必要な理由から、よく目にする「SPF」「PA」という値について、さらにゴルフをする上での日焼け止めの選び方などを、一気にご紹介していきます。これで、ラウンド時の紫外線対策はバッチリですよ!

なぜゴルフに日焼け止めが必要なの?

まず、なぜゴルフには日焼け止めが必要と言われているのでしょうか?

それは、ゴルフは屋根のない自然の中で行うスポーツであるため、プレー中に紫外線を浴び続けてしまう環境にあるから、と言えます。

特に、標高が1000メートル上昇するごとに、街中よりも紫外線量は13%増加すると言われており、山間部にあるゴルフ場に行く時は注意が必要です。

ゴルフ場にある芝生も、紫外線反射率が1〜2%と言われており、多くの紫外線を反射します。

このように、ゴルフに行く時は、紫外線から肌を守るため日焼け止めが必須と言われています。

紫外線が肌に与える影響は?

ゴルフで日焼け止めを使うのは、紫外線から肌を守るためとお伝えしましたが、紫外線が肌に与える影響を、もう少し詳しく見ていきましょう。

紫外線を肌に浴びることで、肌表面には急激な炎症が起きます。紫外線は、さらに細かく「UV-A」と「UV-B」に分けられ、それぞれ違う影響を肌にもたらします。

「UV-A」は、紫外線のうち、約9割を占めるものです。「生活紫外線」とも呼ばれており、肌の奥深くまで侵入し、肌の弾力を失わせ、シワやたるみを引き起こします。

「UV-B」は、肌の表面に炎症を引き起こします。「レジャー紫外線」とも呼ばれ、UV-Bを受けてから、数日後に肌を黒くし、やけどをしたように赤くなったり、シミやそばかすの原因にもなります。

ゴルフでの日焼けは、「UV-B」が関係していると考えて良いでしょう。

男性もしっかり日焼け対策を

日焼け止めと言うと女性が塗るものと思っている男性も、もしかしているかもしれません。

けれど、紫外線により肌が影響を受けてしまうのは、男性も女性も同じです。

「男性は少しくらい日焼けしていたほうがかっこいい」と思っている人もいるかと思います。

けれど、夏に肌を焼きたい場合でも、弱めの日焼け止めを必ず塗って、肌を守りながら焼いていくという方法を取ることをおすすめします。

気が付くと、日焼けに紛れて肌がシミ、シワだらけということにもなりかねません。

男女の区別なく、太陽の下に出る時は、日焼け止めを塗って準備をしていきましょう。

また、紫外線は夏だけでなく、一年中降り注いでいます。冬を含めた1年中、日焼け止めを塗って対策を取ることがおすすめです。

よく目にする値「SPF」とは?

ところで、日焼け止めを選ぶ時、「SPF50」や、「PA+++」などの値を見たことがあると思います。これらは何を表す言葉かご存知でしょうか?

「SPF」とは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略です。シミやそばかすの原因となるUV-Bをどれだけ防止できるのか? という効果を表す数値です。

SPF15、30、50など、SPFにはさまざまな数字がありますが、これが大きいほど、UV-Bを防ぐ効果が高いとされています。

UV-Bが特に気になるという方は、この数値が高い日焼け止めを選ぶと効果的です。

日焼けによるムラができないよう、まんべんなく肌に塗ると良いでしょう。

よく目にする値「PA」とは?

一方「PA」とは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UV-A)の略です。

シワやたるみの原因となり得るUV-Aをどれだけ防止できるのか?という効果を表す数値です。

以前はPA+、PA++、PA+++の3段階でしたが、UV-Aの測定方法の改善に伴い、現在は新たにPA++++を加えた4段階に分かれており、より自身の用途に応じた商品を選びやすくなりました。

UV-Aは女性にとっての大敵であるシミやシワの原因とされているので、日焼け止めクリームを選ぶ際は効果をしっかりと見極めてから購入するようにしてください。

数字が高いものを選べば良いわけではない

SPFもPAも、それぞれ数字が大きいものを選ぶほど効果的だということがわかりました。

かと言って、数字が大きい=良い日焼け止め、とは言い切れません。

日焼け止めのこの2つの数字が大きければ大きいほど、それだけ肌への負担が増えてしまい、肌が赤くなる、ヒリヒリする、かゆくなるなどのトラブルが起きる可能性があるのです。

とは言えラウンド中は、紫外線を遮るものがなく、空からも芝の反射からも容赦なく肌を攻撃されてしまうため、一番強力なタイプの日焼け止めを使うと良いでしょう。

しかし例えば、ゴルフが終わってお風呂に入ったあとに塗る日焼け止めは、SPFやPAの数字がもう少し小さい値の日焼け止めを使うなど、使用者の細かな配慮によって、肌を守りつつ、紫外線対策を講じることができます。

日焼け止め6つのタイプの特徴と最新人気商品をご紹介

日焼け止めを買いにドラッグストアやコンビニエンスストアに足を運んでも、SPFやPAの数字のほかに、日焼け止め自体の種類がたくさんあって、結局悩んでしまったという人も多いはず。

そう、一口に日焼け止めと言っても、日焼け止めは6種類ものタイプに分かれているのです。

ここからは、それぞれのタイプの特徴と、各種類の人気商品をご紹介します。

1.クリーム

どのタイプよりもUVカット効果が高く、しっかりと肌に密着するため、効果の持続時間が長いです。

汗や水に強いウォータープルーフのものも多く、ゴルフなど屋外のスポーツをする時にもってこいのタイプと言えますね。

しっとりとした塗り心地で保湿力も高いため、女性の中には化粧下地として使用している人も。ラベンダーやグリーンなど、色味が選べるものも人気です。

紫外線による乾燥から肌を守ってくれるというメリットも心強いですね。

写真はRMK「UVフェイスプロテクター50」。

2.ミルク

ミルクタイプは、油分と水分が程よく混じり合い、クリームと同じく、保湿性に優れた日焼け止めです。

少しのテクスチャーだけで伸びが良く、白浮きしにくく使いやすい、万能タイプの日焼け止めと言えるでしょう。

こちらもムラになりにくく持ちが良いので、塗り直しのタイミングが取りづらい時に塗っていくと、安心して外に出れる一品となります。

写真は資生堂「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク」。

3.ローション

ローションタイプは、化粧水同様のつけ心地で、水溶性の保湿成分が配合されています。

バシャバシャと塗ってもさっぱりとして乾きやすいため、普段化粧水を塗らない男性の方でも、手に取りやすいタイプです。

油分を含まないため乾きやすいですが、乾いたあとでも紫外線防止効果を持続させてくれる商品も販売されています。

こちらのタイプだけではゴルフ時の強い紫外線から肌を守れるか不安な人は、下地としてローションタイプを利用し、クリームタイプやミルクタイプと組み合わせて使うという方法もおすすめです。

写真は花王「キュレル UVローション」。

4.ジェル

ジェルタイプは、基本的にはローションタイプと同じような特徴を持ちます。

みずみずしいテクスチャーで塗りやすく、乾いたあとはサラッとしてべたつきません。

日焼け止めを塗り直したいけれど時間がない時にも、手に取って塗ってしまえば乾いていくので、手早くUV防止効果が期待できます。塗ったあとの手も素早く乾くため、ラウンド中気になった時に塗っても、ショット時に影響することはありません。

写真はカネボウ化粧品「アリィー エクストラUV ジェル」。

5.スプレー

ゴルフではグローブを着用しますので、日焼け止めを塗り直す時にいちいちグローブを取り、塗った手を拭き、またグローブをするとなると、少し面倒に感じてしまいますよね。

そんな想いを解決するためか、最近人気が上がってきたのがこちらのスプレータイプ。

蓋を開けるだけで、手を汚さずに日焼け止めを塗布できるという手軽さがおすすめです。

テクスチャー自体は水溶性のもので、ローションやジェルタイプと似て、伸びが良く塗りやすいものです。ラウンド中の塗り直し用にかばんに忍ばせておくと便利でしょう。

写真はロート製薬「スキンアクア トーンアップ UVスプレー」。

6.パウダー

パウダータイプの日焼け止めは、クリームタイプやミルクタイプの日焼け止めの上から使うのが一般的です。

メイクアップ効果が高く、肌にしっとりとなじみ、日常的に使いやすいタイプです。

肌に優しい成分で作られたものも多く、敏感肌の人にも効果的。メイクの仕上げにも使え、こまめに塗り直すことで肌のきれいさを持続させてくれますよ。

写真は第一三共ヘルスケア「トランシーノ 薬用UVパウダーn」。

ゴルフで使う日焼け止めはどんなものが良いの?

このように、日焼け止めには6つのタイプがあることがわかりました。

では、ゴルフで使う日焼け止めには、どのタイプが良いのでしょうか?

……それはズバリ、クリームタイプやミルクタイプの、肌に密着して落ちにくいタイプのものです。

日焼け止めは一度塗って良しではなく、汗や服の擦れなどで落ちてしまう可能性があります。なので、ハーフに一度、気にする方なら3ホールに一度など、塗り直しが必要となります。

この塗り直しは最初に塗った同じ日焼け止めを使っても良いですし、時間がない場合は、スプレータイプやジェルタイプなど、手軽に塗れるものを選んでも良いでしょう。

ゴルフは街中よりも浴びる紫外線量が多いため、SPFとPAの値は、最高のものを選ぶようにすると、強い日差しの中でも安心してゴルフを楽しむことができます。

飲む日焼け止めを併用することで内も外も完全ガード!

日焼け止めと言えば、塗る日焼け止めが一般的ですが、最近、「飲む日焼け止め」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。

飲む日焼け止めとは、「フェーンブロック」と「ニュートロックサン」という2つに大別される成分の入った、サプリメント商品のことです。

これらを飲むことで、シミや、メラニンの生成の原因となる活性酸素を抑制する「抗酸化作用」の高い成分を摂取し、紫外線による肌トラブルを、身体の中から防ぐ効果があると言われています。

肌への負担を減らしたり、日焼け止めの塗れない、目から入ってくる紫外線を防ぐ効果が期待できますので、飲む日焼け止めと塗る日焼け止めを併用することにより、肌を内からも外からも守ることができるのでしょう。

写真はロート製薬「ヘリオホワイト」。

日焼け止めはクレンジングでしっかりと落とそう

日焼け止めを塗ったあと、特に顔や首部分は、水洗いだけでなく、クレンジングでしっかりと落とすことを忘れないでください。

SPF・PAの数字が高いもののほうが、紫外線防止に対して有効なものであると言えますが、その分いろいろな成分が配合されており、長時間使用することで、肌に悪影響を与える可能性があります。

水洗いだけでは日焼け止めが肌に付着したまま残ってしまうこともあり、その部分が、肌荒れを引き起こしたり、毛穴に日焼け止めが詰まってしまい、ニキビや黒ずみの原因になる、ということも考えられます。

ゴルフが終わったら、または帰宅してから、専用のクレンジングか、クレンジング力の強いオイルクレンジングを手に取り、ゆっくりと日焼け止めとなじませ、丁寧に優しく落としていきましょう。

見落としがちな日焼けポイントにも気をつけて

日焼け止めを塗るとなると、顔や手足など見えている部分にしっかりと塗る、という人は多いと思います。

けれど、そこだけを塗って終わりとしてしまうと、思わぬところが日焼けしてしまっているかもしれません。

まずは、顔の周りやこめかみ部分。

日焼け止めを顔に塗る時は、正面にある鏡を見るなどして塗りますよね。塗り残しがないよう確認しているかと思いますが、意外と正面から見えない部分を塗り忘れていることがあるのです。

そして、首の後ろ。

女性で髪が長い人は、ゴルフをする時にアップにする機会も多いと思いますが、そうすることで首が露出し、日焼けしてしまう可能性があります。少し塗りにくい場所ですが、首の後ろもしっかりとケアするように心がけましょう。ネックガードも有効です。

最後に、手の甲部分。

左手はグローブをしていても、右手はしていなかったり、両手にグローブをしているけれど、パターの時は外すなど、グローブをしている安心感が強過ぎて、着脱した時に日に焼けがちなのが、手の甲です。

手の甲は人の目にもつきやすく、年齢が出やすい場所と言われていますので、日焼け止めをして、できれば手甲などで紫外線避けをしてみると良いですね。

日焼け対策をしっかりと行いゴルフを楽しもう!

ゴルフと日焼けは切っても切れない関係です。しっかりと日焼け対策を行うことで、紫外線から自分自身を守ることができますね。

日焼け対策として一番手軽でおすすめできる方法が、日焼け止めを塗ることです。

日焼け止めは6つのタイプに分かれ、その特徴もさまざまなため、ゴルフをする時に有効な日焼け止めを選んで使うようにしましょう。

ゴルフに行く前にしっかりと日焼け止めで紫外線対策を行い、自然の中で楽しんでくださいね!