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夏ジャケットの素材には「麻・リネン」が涼しいワケ!

ゴルフ場のクラブハウスと言えば、真っ先に思いつくのが「ジャケット着用」のドレスコードです。夏の間はジャケット着用が免除されているゴルフ場が多いのですが、無難を選ぶならばやっぱり夏でもジャケット着用がベスト。

でも「夏は暑いからジャケットの着用はやだな〜」と思っている方って多いですよね。

クラブハウスの中でもジャケット着用のルールが緩くなる夏。しかしポロシャツ/パンツ(スカート)がクラブハウスでの基本スタイルなので、実はジャケットがいいおしゃれアイテムになってくれますよ!

そんなとき涼しい夏のジャケット選びには麻・リネン素材がおすすめです。今回はその麻・リネン素材のジャケットについてご紹介していきます!

↓こちらのリンクは「ジャケットの正しい着方」みなさんちゃんと基本は押さえてますか?

夏の暑い日にはジャケットに「麻」がベストな素材!

麻は通気性が高くて、夏の暑いシーズンにはとってもありがたい素材です。

麻には

【リネン(亜麻)】

【ラミー(苧間)】

という2つの植物の茎から採取できる繊維が使われています。

麻素材は【高い吸水性】【速乾性に優れている】というメリットがあり、高機能インナーに使われている素材にそっくりな効果があります。

ですから、麻を使用しているジャケットは通気性に優れ、涼しく過ごせるということにつながるわけです。まさに天然由来の高機能素材といえるでしょう!

シャツの上から羽織るジャケットには、涼しい素材がベストなので、麻ほど夏のジャケットに向いている素材はありませんよね。

夏ジャケットにぴったりな素材のリネンのメリット

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リネン(亜麻)がなぜ涼しいのか、その理由やメリットを見ていきましょう。

実は天然繊維の中で「最も涼しい」と言われているのが麻なんですよね。その理由は熱伝導率が高いため、服の中にこもった熱を効率よく発散してくれるためです。

さらに夏に嬉しいポイントとして、麻は繊維のコシが強いため、肌に張り付くような嫌な感じがありません。さらに水分の吸収や発散も早いためサラサラで快適な着心地も備えています。

それでいてかなり強力な生地で、水に濡れるとさらに強度が増すという特性も。

涼しいくて着心地が良い、さらに丈夫と夏のジャケットには本当にぴったりの素材なんですね。

夏ジャケットにぴったりな素材!ラミーのメリット

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夏ジャケットにぴったりな素材として挙げているラミーについても、どんな特性があるのか見ていきましょう。

ラミーも同じく涼しい素材として知られていますが、その理由は繊維の断面に秘密が。

ラミーの断面を見てみると1本1本それぞれに穴が空いているんです。この穴が湿気をぐんぐん吸って、さらに発散の手助けもしてくれます。

さらに繊維そのものが綿の2倍以上の太さがあるため、生地の隙間が広くなります。ラミーの通気性の良さはこの繊維の太さもポイントの1つだったんですね。

ラミーは独特のコシの強さで、服を着たときのシャリ感が気持ちいい素材でもありますね。

夏ジャケットの選び方!麻・リネンとコットンが混ざってる?混繊維とは?

服などの表示に綿50% 麻50% などと書かれているのをよく見かけることができます。

このように性質の違う繊維が使われている素材を「混繊維」と言います。

麻って涼しいので春・夏のゴルフクラブコーデにはぴったりなのですが、実は欠点もあるんです。それは【肌への刺激がある】【ちょっとチクチクする】【シワになりやすい】などのデメリット。

涼しいのと引き換えに刺激が強かったり、シワになりやすかったりするのはちょっと敬遠してしまうポイントです。

そのような欠点を補うために、コットン(綿)との混繊維が使われています。

麻の涼しさを維持しながも、コットンの特性である肌への刺激を抑えて、シワになりにくいというバランスをとった繊維なんです。

夏ジャケットには麻やリネンの涼しい機能と、それに加えて肌に優しい&シワになりにくいコットンのメリットをあわせもった最高の繊維とも言えるでしょう。

夏ジャケットにはこのような混繊維が使われているものもたくさんあります。

夏のクラブハウスで麻・リネン素材のおすすめメンズジャケット

やっぱりジャケットといえば定番のテーラードジャケットがおすすめです!

アパレル商品は基本的にはレディースアイテムの方が商品数が多いのが特徴なんですが、ジャケットに限ってはメンズ用がレディース用よりもアイテム数が豊富です。

だからといって、選ぶジャケットがなんでもいいというわけではありませんよ。

ゴルフはあくまで紳士のスポーツですから【お兄系と呼ばれるイケイケすぎるデザイン】【総柄のド派手なイカツイデザイン】は避けましょう。

色合いはネイビー、ベージュなどの単色がベター!ちょっと冒険するなら柄物でもあまり主張しすぎないものがいいですね。

夏と言えど着用するのはゴルフ場のクラブハウスの中。TPOをわきまえたジャケットの選び方ができるとグッドです。

夏のクラブハウスで麻・リネン素材のおすすめレディースジャケット

レディース用のジャケットもやっぱり定番のテーラードジャケットがおすすめです。

清涼感のあるざっくりした編みの、麻・リネン素材のジャケットは春・夏にぴったりですね。

またカラーもブラックやネイビーなどの落ち着いたものをチョイスすれば、ボトムスやインナーをあまり考えなくても合わせやすいのでおすすめです♪

また女性にはバッグなどの小物もコーデで悩むポイントでもありますよね。

しかしこの悩みも、ブラックやネイビーをチョイスすることで解決します。

ブラックやネイビーのカラーはすっきりと細身に見せてくれるのも嬉しいところですね♪

レディースのクラブハウスコーデは、服装の幅が意外と広いため逆に悩む結果になる可能性もあります。

でもジャケットならばどうでしょう。ちょっとキレイめなコーデに1枚サッと羽織るだけで、簡単にクラブハウスのコーデが完成しちゃいます。

夏は敬遠しがちなジャケットですが、夏でもぜひ着用してみてくださいね。ジャケットなら夏でもクラブハウスのコーデに悩む必要はありません。

クラブハウスへの立入りにはジャケット必須のところもまだまだありますしね。そのためシーズンごとに着用できるジャケットを持っておくといいでしょう。

せっかくですから男性も女性も、バッチリおしゃれしてクラブハウスを訪れたいものです。

夏用のジャケットってどんなジャケット?

ゴルフ以外ではあまりジャケットを着ない、という方もいるかもしれませんが、夏用のジャケットにはどんな種類があってどんなものなのか確認しておきましょう。

そもそも夏用のジャケットとは、春夏に着られる涼しいジャケットを指しています。なんとなくジャケットと言えば秋冬のアイテムだと思いがちじゃありませんか?

それもそのはず、ジャケットと言えば裏地がついているしっかりした作りのものをイメーししますが、夏用のジャケット(サマージャケットとも)には裏地がないものがほとんど。

素材も薄くて軽いものを使っていますので、着ていても暑苦しさを感じにくくなっているんですね。

ちなみに夏用ジャケットに使われている素材は1年通して着られるコットンやナイロン素材のものもありますが、そこに麻やリネンの素材のものも入ってくるわけですね。

「夏用ジャケット」「サマージャケット」として販売されているものは、裏地がなく、薄く通気性のいい作りになっているジャケットなのです。

ジャケットに合うインナーは何がいい?

普段ジャケットをあまり着ない人は、どんなインナーと合わせるのがいいのか迷う人もいるかもしれません。

ジャケットって意外とどんなインナーとも合わせやすいので、いくつか紹介させていただきましょう。

やっぱりビジネススーツをお手本に!ワイシャツが鉄板

どこのゴルフ場のクラブハウスへ行っても絶対に大丈夫!という鉄板のコーデはやはりビジネスをお手本としたワイシャツをインナーに着るというもの。スーツで会社に行く人は、そのスタイルのままでも構いません。(クラブハウス内ではあまりお見掛けしませんが・・・)

これならメンズもレディースもどちらも着こなせますし、何よりアイテム選びがものすごく楽ちんなんですよね。

いちいちコーデを考えるのが面倒だ!というものぐささんには、サマージャケット+ワイシャツのコーデで1年通したって問題ないくらいです。

ちょっとカジュアルにインナーをTシャツで

フォーマルなイメージであるアイテムの筆頭とも言えるジャケットですが、カジュアルなTシャツとの相性も◎!

すっきりと嫌味なく着られるコーデなので、幅広い年代からの指示を受けていますよね。

ただTシャツをインナーにチョイスすると、ジャケットをクラブハウス内で脱ぐことができなくなるのでそこは注意したいポイントですね。

女性はフェミニンなブラウスをインナーにしても大丈夫

女性専用のアイテムで、襟元にドレープやフリルなどの装飾が施されているブラウス。ジャケットのかっちりした印象と、ふんわりと柔らかな印象のブラウスも相性が良いんです。

より女性らしいコーデをしたい、という方はブラウスとジャケットをぜひ合わせてみてくださいね。

ジャケットに合うインナーは無地+無地or無地+柄で

ジャケットに合わせるアイテムは色々なものが大丈夫だったのですが、1つ注意したいポイントもあるんです。それはインナーとジャケットの柄について。

もちろん全てがいけないわけではありませんが、柄モノのジャケットと柄モノのインナーをは避けた方が無難です。

ルールやマナー上問題があるというわけではありませんが、ファッション的にガチャガチャとして見えてしまい、これをスッキリと着こなすにはかなりのオシャレ上級者でなければ難しいでしょう。

そのため

・無地のインナーと無地のジャケット
・無地のインナーと柄のジャケット
・柄のインナーと無地のジャケット

このいずれかの組み合わせにした方がコーディネート的に無難な仕上がりになります。

おしゃれなサマージャケットのメンズコーデを紹介!

普段ジャケットを着用しない人が、クラブハウスでだけジャケットを着ていくとき「どんなコーデで行けばいいんだろう・・・」と迷う方もいるかもしれませんね。

そんな方のためにお手本となるようなサマージャケットコーデを紹介していきたいと思います。夏のクラブハウスへジャケットを着ていく参考にしてみてくださいね。

パステルカラーのサマージャケットでちょい悪クールな雰囲気に

パステルカラーで細身のシルエットのサマージャケットは、体系をスッキリと見せてくれるため、おしゃれさんにはマストバイなアイテムです。

またパンツも体系に合わせて細いテーパードタイプのパンツをチョイスしているのもポイントです。

体系になるべくぴったりあっているコーデを着用すると、スッキリと見せられてよりスタイリッシュに見えるんですよ。

柔らかなパステルカラーのサマージャケットに合わせるパンツカラーはやはりダーク系のカラーが「チョイ悪」を演出するのに最適。逆にホワイトなどの明るい色味を合わせると「爽やか」なサマージャケットコーデになります。

モノトーンでまとめた正統派サマージャケットコーデ

薄いグレーのサマージャケットにネイビーのロングパンツ。見るからに涼し気でサラリと着こなす様はおしゃれ上級者の雰囲気を醸し出していますね。

クロップドパンツもジャケットコーデでは流行していますが、クラブハウスで着用していくパンツとなると、裾が短くくるぶしが出るクロップドパンツは除外したいと思います。

まただらりと下げた腕の裾から見えるシャツにも注目してみましょう。ジャケット着用時には、下のシャツが1センチほど出るのがジャケットコーデの正解。

いとも簡単にサラッと着こなせる男性には、オトナの魅力を感じてしまうポイントになりますよね。

王道であるがゆえにかっちりしすぎてしまうモノトーンのジャケットコーデですが、ジャケットの下はTシャツで崩しをプラス。Tシャツのカラーをホワイトにすることで爽やかさも忘れません。

おしゃれなサマージャケットのレディースコーデを紹介!

男性に比べてファッションの幅が広い女性。たくさん選択肢があるが故に、ファッションにいつも頭を悩ませている方も多いでしょう。

それはゴルフ場のクラブハウスコーデだって同じですよね。

サマージャケットを使ったおしゃれなレディースコーデを紹介したいと思います。

長めのジャケットでラインが気になる方におすすめサマージャケットコーデ

レディースのサマージャケットコーデで最初に紹介するのは、ノーカラーのジャケットです。カラーレスなのでややカジュアル寄りのコーディネートです。

ちょっと丈が長めのお尻まで隠れるアイテムで、体のラインが気になる女性にはぴったりのサマージャケット。

丈が少し長めのジャケットはスタイルがよく見えるため、ふんわりしたシルエットの膝下丈のスカートとも相性がよく、夏だけでなく通年着回しができるおすすめジャケットコーデです。

Aラインでおしゃれ見え!エレガントなサマージャケットコーデ

ホワイトでタイトなサマージャケットと、ふんわりとしたドレープがゴージャスなマキシスカートとのコーデです。

全体的に白っぽい色味ですが、そこはアイテムのシルエットですっきりと、よりエレガントに見せるコーデの技が光っています。

ナチュラルでありながら、スタイルの良い印象を与えてくれるAラインのシルエットは、サマージャケットコーデでぜひ真似をしてみて欲しいおすすめのコーデですね。

ここではAラインを作るためのマキシスカートですが、細身のタイトなパンツを合わせるとスレンダーなラインを強調できるかっこいいシルエットのコーデに早変わり。

ただしモデルさんの足元はサンダルを着用していますね。もちろんゴルフ場のクラブハウスでは、サンダル着用は御法度なので、ここだけは真似しちゃダメですよ。

サマージャケットを着こなしてファッションも楽しんじゃおう

サマージャケットはとっても涼しいので、夏でも着用できるクラブハウスコーデの強い味方です。

夏はジャケットを着用しなくてもいいゴルフ場が増えてきていますが、夏でも涼しく着られるサマージャケットをチョイスして、ぜひファッションも一緒に楽しんでみては?