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ゴルフスイング

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目指せ30切り!パッティングは肩の縦回転と左サイドが重要です!

先日のラウンドで、ついにパター30切り達成!

パット数29で、ベストスコア77が出せました。

そこで今回は、パッティングのタッチと方向性が良くなる方法をお伝えいたします。

それではいってみよう!

「パッティングに形無し」って言われるけれど

パッティングに形無し。

一度は聞いたことがあると思います。

パッティングは感覚が重要なので、形にとらわれることなく、自分の打ちやすい方法でOK!

なので、ゴルフ雑誌で取り上げられるのは、ドライバーの振り遅れ、スライス撲滅、

アイアンのダウンブロー、アプローチ……。

パッティングの記事って、本当に少ないですよね。

でもパッティングにも基本があって、その基本を守った上での『パッティングに形無し』なのです。

基本もわからず、好きな打ち方でパッティングをしていたら、方向もタッチも、毎回出たとこ勝負になってしまいます。

パッティングが引っかかるのは、ヘッドアップやボールを目で追うからではない!

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パッティングが引っかかる……。

原因は、ヘッドアップやボールを目で追ってしまうからだと、よく言われます。

「頭を残して、左耳でカップインの音を聞こう」「頭を残せば引っかけない……」

本当でしょうか?

実際は、頭を残してもボールは引っかかります。

引っかかる原因は、フェースが閉じて当たってしまっているからか、スイートスポットよりもヒール側で打ってしまっているかです。

そして、その原因は、手の動きと、そうなりやすい横回転の肩の使い方です。

ボールを目で追ってしまった時、たいてい肩は横回転しています。

肩の横回転は、アドレスした左肩の位置と トップ、フォロー時の左肩の位置を比べればわかります。

テークバックで左肩は前に出て、フォローで左肩は後ろに動いています。

これでは、フェース面をスクエアにボールに当てることは難しく、押し出し、引っかけ、どちらのミスも出ます。

パッティング時の肩は縦に(上下に)使い、左サイドで打つ。

このことが理解できれば、パターを真っすぐ打つことは簡単になります。

なぜ左サイドなのか?

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なぜ左サイドで打つのか?

器用な右手で打つほうがタッチが出やすいような気がしますよね。

一見そういう風に考えがちですが、

車で雪道を走るのにFF(前輪駆動)車とFR(後輪駆動)車、どちらが走りやすいと思いますか?

答えは、誰が考えてもFF車のほうが真っすぐ走りやすいですよね。

FF車は、前輪で引っ張る動き、FR車は後輪で押す動きになります。

左サイド(FF車)で打つほうが右サイド(FR車)で押す動きよりも、ヘッドを真っすぐ動かしやすいのです。

パッティングを真っすぐ打つためには左サイドなのです。

画像の堀琴音選手のように、クロスハンドグリップは、まさに左サイド主導でパッティングしたい人のためのグリップです。

グリップの考え方

パターにおいてもグリップは重要で、手首をこねたり、右手を使いにくいグリップが基本となります。

具体的には……

1.手のひらを上に向けます。

2.脇を体に付けます。

3.肘の内側が正面を向く形で下からグリップします。

4.左手はウイーク、右手はストロングでグリップします。

5.グリップと肩が成す形は三角形でOK

このグリップを基本と考えます。

少し窮屈感がありますよね? それでOKです。

手を使って打ちにくいグリップの完成です。このグリップで左サイドを使ってパッティングします。

ボール位置

これも諸説いろいろあります。

スタンスの真ん中とか左目の下とか……ボール位置は、使っているパターやグリップの位置で考えるべきです。

わかりやすくいうと、グリップしてパターをソールします。

その時パターの座りがよい場所(フェースがスクエアになる場所)にボールを置く。

これだけです。

私はオデッセイのパターを使っていますが、オデッセイのパターはシャフトが右から入っている度合いが強いので、ボール位置は左股関節の前です。

私の場合は、その位置に置かないとパターの座りが悪いです。

グリップの位置にも関係してきますので、座りのいい位置を探してみてください。

基本のグリップとボール位置が決まったら、肩の縦回転(上下)で左サイドでストロークする

グリップの形ができれば、後は肩の縦回転です。

縦回転で打てるようになると、毎回芯で打てるようになるので、タッチが合うようになってきます。

パッティングをする時に、下半身と頭は動かしてはいけません。

言い方を変えると、それ以外は動かしていいということです。

イメージとしては、みぞおちより上を縦に動かすということになります。

肩の上下、脇腹の伸び縮みで打つことになります。

わかりやすく説明すると……。

1.アドレスします。この時パターはソールせずに少し浮かしておいたほうがスムーズにテイクバックできます。

そしてスタンス、ひざ、腰、肩のラインはすべてスクエアにします。

2.左グリップを下に下げる感じで左肩を真っすぐ下に下げます。少し左脇腹が縮み、右脇腹が伸びる感じになります。

③下げた左肩をその位置のまま上に上げます。縮んだ左脇が少し伸びる感じ、伸びた右脇腹が少し縮む感じでOK。

これだけです。

この時、右サイドを使っていると、フォローでフェースが閉じてしまうので、肘を脇腹から離さないようにしてください。

あくまで左肩の上下で、左サイドを使って打つことです。

プロのストロークは個人差はあれど必ず縦回転でストロークしています。

肩の縦回転(上下)で打つ感覚がわかるドリル1

自分のストロークが縦回転でストロークできているのかを、チェックするドリルを紹介します。

まず、両肘と体の間に、なんでもいいので棒状の物を挟みます。

そして、パターをグリップし、ストロークします。

横回転で打っている人は、棒の左端がテイクバックで前に動き、フォローで後ろに動きます。

テークバックでは棒の左側が下がり、フォローでは上がるようにストロークしましょう。

アイアンなどを使う場合は、ストロークしていく側(右打ちなら左側)にヘッドが来るように使いましょう。

肩の縦回転(上下)で打つ感覚がわかるドリル2

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ノンテークバックストローク。

テークバックをしないで、アドレスからフォローだけで打ちます。

左肩が上に動くことだけを意識して、フェースが閉じないようにストロークします。

横回転、手で打っている方は真っすぐ転がせません。

ドリル1と2を一緒にやるのも効果的です。

最初は難しいと思いますが、根気よく続けていくと、肩の縦回転で打つという感覚がわかってきます。

このストロークができるようになると、短いキャリーのアプローチも打てるようになります。

その時は、パターをサンドウェッジに持ち替えるだけ。

ストロークはパッティングと同じ打ち方でOKです!


いかがでしたか?

パター30切りを目指して頑張ってくださいね。