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Gridge編集部

ゴルフルール近代化!大幅なルール変更案が発表されました!

2017年3月1日、全世界のゴルフのルールを統括している団体「R&A(全英ゴルフ協会)」と「USGA(全米ゴルフ協会)」は、ゴルフルールを近代化するための変更案を発表しました。

適応されるのは次回ルール改定時の2019年1月1日からです。

このルール改正は、R&Aによると
「より理解し易く、すべてのゴルファーにとって適用し易くすること」
を目的としています。

主要な変更点として、以下の項目が挙げられています。

プレーのペースの支援

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紛失球となるまでの捜索時間が短くなります(5分間から3分間に)。

ストロークプレーでの「レディーゴルフ(準備ができた人から球を打つ)」が肯定的に奨励されます。

2018年以前のルールでは「遠球先打(カップから遠い人から先に打つ)」が原則でした。

パッティンググリーンの規則の緩和(1)

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パッティンググリーンからプレーされた球が、ホールに立てられて付き添われていない旗竿に当たっても無罰になります(2018年以前のルールでは2打罰です)。

パッティンググリーンの規則の緩和(2)

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プレーヤーたちはパッティンググリーン上のスパイクマークやシューズによって作られたその他の損傷、動物による損傷を修理することができます(2018年以前のルールでは、原則ボールマークと古いカップ跡のみが修復可能です)。

「ペナルティーエリア」(現在は「ウォーターハザード」と呼ばれる)の規則の緩和

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ペナルティーエリア内でルースインペディメント(枯葉や小石などの動かせる障害物)を動かしたり、地面や水に触れても罰はなくなります(2018年以前のルールでは2打罰です)。

救済を受けるときの簡略化された方法

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ドロップする際、肩からではなく、膝の高さで球をドロップしなければなりません(2018年以前のルールでは、肩の高さからドロップすることになっています)。

ほかにも……

・パッティンググリーン上や球を捜索している間に偶然に球を動かしても罰はなくなること(2018年以前ルールでは1打罰)

・バンカー内でルースインペディメントを動かしたり、手やクラブで砂に触れても罰はなくなること(2018年以前ルールでは2打罰)、

・バンカー内でアンプレヤブル宣言した場合、2打罰でバンカー外からプレー可能になること(2018年ルールではバンカー外からはプレー不可)

などが提案されました。

これらのルール変更案について、その背景や考え方、一部のルール変更案について動画で確認ができます(英語)。

2017年に発表されました。

リリースには、

“規則は4年に1度改訂されますが、この変更は1984年以降に行われる初めての根本的な見直しとなり、規則が現在のこのゲームのニーズと世界中でプレーされている方法に適っていることを確保するために制定されました。”

とあります。

よりルールをわかりやすくし、初心者を含むすべてのゴルファーがプレーをしやすくするのと同時に、これからゴルフを始めようとしている人に対して敷居を下げるということと、現在問題になっているスロープレーを改善しようという意図がこの変更案からうかがえます。

ただ、この変更案がそのまま採用されてこのとおりにルール変更されるわけではありません。

この変更案に関して、R&Aは

“世界中のすべてのゴルファーはこの変更案について学ぶことができ、2018年に仕上げられ、2019年1月1日から施行される前に意見を提供することができます。”

としています。

詳細については、以下のリリースをご参照ください。