スイングバランスに惑わされるな!!
ゴルフクラブ

スイングバランスに惑わされるな!!

ファルコンまつばら

ゴルフクラブに少し興味を持ち始めると、気になるのがスイングバランス。

実はスイングバランスを合わせたからと言って、振り心地が揃うということはありません。

ですが、皆さんはスイングバランスにどのような弱点があるのかご存知でしょうか?

ゴルフクラブに少し興味を持ち始めると、気になるのがスイングバランス。

実はスイングバランスを合わせたからと言って、振り心地が揃うということはありません。

ですが、皆さんはスイングバランスにどのような弱点があるのかご存知でしょうか?

スイングバランスの変遷

スイングバランスの変遷

1920年代初頭にスイングバランスが考案された時は、グリップエンドから14インチの部分を支点として設計されていましたが、その後1935年にケネススミス社が12インチのバランス計の特許を取得し、12インチでの計測が主流となりました。

その後、再度14インチで測る方法が主流となってからは、今まで14インチで計測する形になっています。

14インチから12インチ、そして再度14インチとなっているんです。

スイングバランスが“クラブ理論”として確立されているとしたら、14インチから12インチになって、また14インチに戻るなんてちょっとおかしいですね。

14インチはどこにあるのか?

14インチはどこにあるのか?

14インチのスイングバランス計に、アイアンを載せている写真です。

グリップの先端から、3.25インチ(8.3センチメートル)程度先の部分が14インチです。

スイングバランスの場合、この14インチの部分に、500グラムのオモリを付けても1キログラムのオモリを付けても、支点が14インチですからバランスは動きません。

元々がD0.0でしたら1キログラムのオモリを14インチの部分に付けてもD0.0のまま、元々がC9.0でしたら100キログラムのオモリを14インチの部分に付けてもC9.0となります。

では実際には?

では実際には?

500グラムのオモリが合ったので、14インチの支点に置いてみました。

バランス計はピクリとも動きません。

では、実際に「俺はハードヒッターだからD2じゃなきゃ!!」と言うゴルファーに、C9.0で500グラムのオモリを付けたクラブを振ってもらったとしたら・・・。

皆さんご想像の通り、ゴリラみたいなマッチョでない限り、振れるどころか身体を壊します(^^;;

クラフトマンとしてさらに言えば、スイングバランスはいくらでも調整が効きます。

同じヘッド、同じシャフト、同じ46インチでC5.0のクラブも作れますし、D5.0のクラブも作れます。

支点が14インチのところにありますから、グリップを軽いものにしたり重いものにするだけで、上記のような調整がいとも簡単にできるのです。

スイングバランスがこれだけ一般的になった経緯としては、誰でも簡単に測れること、測定機材が安いこと、調整が簡単で、どのようにでもできることが影響していると思われます。

しかし、スイングバランスにこだわるのは、一見ギアマニアに感じられるかもしれませんが、ゴルフクラブのことをよく知っている人からすると、“痛い人”に見られることもありますので、ご注意ください。

スイングバランスでは、振り心地は測れない

スイングバランスでは、振り心地は測れない

結局のところ、スイングバランスは理論=ロジックではありません。

同じ長さ、同じ重さ(総重量)のクラブが2本、仮にD2.0とC5.0であったとすると、どちらがよりヘッドが重く感じられるかと言うだけです。

ですので、「俺はD2だからハードヒッター」とか、「私はC5だから非力な女子」というようなことはありませんし、C5でも余程のゴリラでないと振ることもできないクラブは簡単に作れます。

また、よく工房や上級者が、ヘッドを効かせれば振り遅れが防げると言うことがありますが、それも都市伝説みたいなもので、実際は反対に振り遅れを助長させるだけです。

ヘッドに鉛を貼った場合、クラブMOI(慣性モーメント)は増大しますから、振るのにチカラが必要になり、そのチカラを出せない場合は振り遅れるのですから。

振り心地に関しては、クラブMOIが支配しますから、振り心地を合わせたい場合は、クラブMOIマッチングをするしかありません。

ゴルフの“常識”とされているようなこと、実際に物理的・力学的に見ていくと、かなりの常識が実際は非常識だったと言うようなこともあります。

ゴルフは、ゴルフクラブがボールに衝突することでボールが飛んで行くという、古典物理学の範疇のスポーツですから、スイングバランスといった論理的裏付けのないものにとらわれていては損をしますよ(^^

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