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ゴルフ界のビッグ3!アーノルド・パーマーについて知りたい!

2016年9月に亡くなったアーノルド・パーマー。

レジェンド・ゴルファーとして、長年ゴルフをしている人では知らない人はほとんどいないと思います。

また、あまりにも傘のマークのブランドが有名なため、ゴルフをしない人でもあのブランドは知っているという人も少なくないでしょう。

2017年は、彼の名を冠した大会(アーノルド・パーマー招待)が、彼が亡くなってから初めて開催されます。

そこで、彼の業績や人となりを振り返ってみましょう。

レジェンド、アーノルド・パーマーとはどんな人?

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アーノルド・パーマーは、本名Arnold Daniel Palmerといい、1929年9月10日アメリカ・ペンシルバニア州生まれのゴルファーです。
7歳からゴルフを始めてその素質を認められ、1954年に全米アマゴルフでデビューし、翌1955年にプロデビューを果たしています。

アーノルド・パーマーには熱心なファンが多く、彼のファンは“アーニーズ・アーミー”と呼ばれました。

2016年9月25日にこの世を去るまで、ゴルフ界のレジェンドとして多くの人々から注目されていました。享年87歳でした。

アーノルドパーマーの、レジェンド・ゴルファーとしての記録

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レジェンド・ゴルファーとしてのアーノルド・パーマーの記録は、マスターズ4勝、全米オープン1勝、全英オープン2勝となっており、メジャーと呼ばれる大きな試合で7勝を記録しています。

マスターズの4勝は大会歴代2位のタイ記録、タイガー・ウッズと並んでいます(1位はジャック・ニクラウス)。

PGAの通算勝利数は62勝で、歴代5位となっています。

また、シニアのメジャーの試合では、全米プロシニア1勝、全米シニアオープン1勝、シニア・プレーヤーズ選手権2勝の計4勝しています。

マスターズには2004年の74歳まで出場しており、連続50回の最多連続出場記録となっています。

レジェンド・ゴルファー、アーノルド・パーマーのプレイスタイル

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アーノルド・パーマーは、レイアップ(直接グリーンを狙わず、安全策を取って手前に刻むこと)することを良しとしない、果敢にピンを狙う攻撃的なプレイスタイルで多くのファンを魅了していました。

アーノルド・パーマーの代名詞と言われているのが「ハイフィニッシュ」。

右腕の力が強すぎてインパクトの時に左手を高く上げフックボールを防ぐのですが、そのポーズを多くのゴルファーが真似しました。

“パーマー・チャージ”と呼ばれる攻撃的なプレイスタイルとパワフルなスイング、ファンサービスの良さで多くのファンを惹きつけました。

レジェンドと呼ばれるにふさわしい!アーノルド・パーマーの逸話

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1960年に行われた全米オープンで、最終日の1番ホールのパー4でワンオンに成功、7打差大逆転優勝をしたのは、まさに伝説と言っていいでしょう。

パワフルで攻撃的なプレイスタイルを表す逸話があります。

「刻んだことはあるか?」と問われ、

「ない。刻んでいればもっと勝てた」

と返事をしたそうです。

父親からもいつでも力いっぱい打つように言われていたそうで、生涯その教えを守り抜くように、見ていてワクワクするような攻撃的なプレイでゴルフを魅せ、ゴルフが大衆的な人気を得るのに果たした貢献は計り知れません。

アーノルド・パーマーは華のあるプレイだけではなく、ゴルフを引退した後も多くの現役ゴルファーの見本であり続け、人柄の良さから多くの人に愛されてきました。

プレイだけでなく、その人柄の良さでも多くの人たちの心に生き続ける、真のレジェンドと言えるでしょう。

今週のPGAツアー「アーノルド・パーマー招待」では、そんな彼の遺志を継ぐ現在の勇敢なプレイヤーたちのアグレッシブなプレイが見られることでしょう。