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ゾーンとはどんな状態のことを言うのか、またその状態になるには?

ゴルフのテレビ中継を見ているとたびたび「ゾーン」という言葉を耳にすることがあると思います。

直訳すると「区域」とか「地帯」という意味になりますが、ゴルフの世界ではどのような時に使われているのでしょうか?

究極の集中状態

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ゾーンとは、ゴルフだけではなく、スポーツ選手が、究極の集中状態で、競技に没頭しているために時間感覚が歪んでボールがゆっくり動くように見えたり、人によっては止まって見えたりする特別な感覚です。

ゴルファーのゾーン体験によると、ピンしか見えない状態で、ハザードもまったく気にならなくなるという人もいます。

高いパフォーマンスを発揮して理想的なショットの連発を続けるようになります。

極度の集中力が心と体の完全調和を生み出し、自然と体が動くような感覚だと考えられますが、これが最高のプレーを引き出すのでしょう。

ゾーンに入るためには

ゾーンに入るためには、まず自律神経のバランスを考えるようにしてください。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、緊張状態の時に働く交感神経と、リラックス状態の時に働く副交感神経を均等になるような状態に整えていきましょう。

ゴルフをプレーしている時は交感神経が優位ですから、血圧が上昇したり、呼吸が速くなります。そのため長時間になるとそのストレス状態によって集中力が途切れてしまいます。

そこで、プロやトップアマチュアの選手などは、適度に上手く息抜きをしながらプレーをするのです。

つまり、交感神経と副交感神経のバランスを整えているのです。

無意識の状態で体を動かすために

その上でゾーンに入り、最高のパフォーマンスをゴルフで発揮するためには、無意識の状態で体が動きプレーできる必要があります。

そのような無意識の状態は、繰り返し繰り返し行われる練習の成果によって考えなくても体が直感的に動くのです。

また、ゾーンに入る前に集中とリラックスが同時に行えるよう、自分の心を切り替えるトレーニングを常日頃からしておくことが大切だという事です。

その上でプレーをしている間は、今現在のことだけを意識して集中し、すべきことにだけ全力を注ぐのです。

最近では、脳波の状態をモニターして、意識的に集中状態を作り出すトレーニングを行うことができるという「フォーカスバンド」(写真はその画面)という機器もあり、プロゴルファーの中にも活用する人たちが出てきています。

あなたのゴルフは確実に変わる

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一度でもゾーンに入ったという体験を持っている方は、その時はどんな状態だったか思い出してみましょう。

きっと、悩みなく打ったロングパットが入ってしまったりするなど、ゴルフが簡単に思えてしまったのではないでしょうか。

しかし、今度はダメかもしれないのではというようなネガティブな感情を持ってしまうと、ゾーン状態が終わってしまうのです。

ゾーンに入る確率を上げるためにも普段からメンタル面の強化し、自律神経を整えていきましょう。

そうすることによってあなたのゴルフは確実に変わっていくのです。