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義手や義足の選手達 障害者ゴルフ世界大会

リオオリンピックで競技復活を果たしたゴルフですが、パラリンピックでは採用されませんでした。
しかしパラリンピックではない障害者ゴルフの世界大会は、実は2014年から開催されているんです。

今年も8月16日から19日にアメリカで第2回世界障害者ゴルフ選手権として開催されていました。
こんな世界もあったなんて知ってました?

障害者ゴルフ世界選手権が開催されることになった経緯は?

実はリオパラリンピックの正式種目としてゴルフは採用応募をしていたんです。
残念ながら選考から漏れてしまったものの、ゴルフがパラリンピック正式種目となるためには何が必要なのか、という情報を掴んだんです。

それは「世界選手権レベルの世界大会が継続して開催されていること」でした。

このときパラリンピックの採用とはいかなかったものの、すぐに2014年9月に第1回世界障害者ゴルフ選手権開催へ漕ぎ着けたというわけです。

パラリンピックへの正式採用の足がかりとして、世界選手権が開催されることになったんですね。

障害者ゴルフ選手権の出場資格は?

もちろんハンデ証明は必要になってきます。
なんと公式ハンデ11.4以下というものです。さらに肢体不自由の障害者ゴルファーであることが条件で、視覚障害や聴覚障害、内部障害では出場ができません。

障害者手帳で1級から4級までとされており、範囲内の方でも障害が軽度とジャッジされてしまうと選考対象外となってしまいます。

義手義足の装着可、ということですが義手を付ける人もいれば付けない人も、また片足でドライバーショットをかっ飛ばす人もおり多種多様です。

2016年8月アメリカ大会の成績は?

第2回目となった障害者ゴルフ選手権のスコアを見てみましょう。

ネットスコアを見てみるとなんと参加選手中3人が「70」。
他にも70台でラウンドする人がちらほらみられ、とても障害者ゴルフのスコアではありません。

優勝者であるアメリカのチャド・ファイファー選手は3日間で脅威の210というスコアを叩き出しています。
しかも2位の選手と1打差の大接戦。

健常者でもエンジョイゴルファーでは全く手も足も出ないスコアを、しかも安定して出しているのですから驚きです。

2020年東京はどうなるの!?

リオパラリンピックは選考の対象とはなったものの落選。
実は東京では提出すらされなかったということで、東京パラリンピックでのゴルフ競技はありません。

しかし障害者ゴルフ選手権が定期的に開催されている今、近い将来パラリンピックの正式種目として採用される日も遠くないかもしれません。

ゴルフは義手や義足でも楽しむことができますし、突き詰めれば健常者を越えるスコアを出す選手もたくさんいます。
年齢や性別はもちろん、障害があっても変わらず楽しむことができる裾野の広いスポーツであると言えますね。

そんなゴルフを障害者にももっと身近に、もっと広く知ってもらえると障害者ゴルフの世界大会は今後ますます盛り上がりを見せてくれるでしょう。