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グリーンの維持は大変!エアレーションについて知ろう

エアレーション、ご存知ですか?

何回かコースに行っていれば、グリーンに小さな穴がたくさんあいているのを目にした事があると思うのですが。。。

正直、エアレーション中はグリーンの状態は良くないので、ツイテナイって思う方もいると思うのですが、グリーンを維持していくにはとても大事な作業なのです。

今回は、エアレーションの必要性や、作業後のグリーンでの注意点についてお話しますね。

きっとプレーにもプラスになると思いますよ!

エアレーションとは?

春先や秋口などに、グリーンにたくさんの小さな穴があいている時があります。

これは、エアレーションといって、日々のプレーで圧し固まったグリーンに穴をあけ、芝が充分に根を伸ばすスペースを確保し、根に酸素を送ることで、芝が健全に成長するのを促すメンテナンスです。

エアレーションにはエアレーターという機械を使い、穴をあけた後には、肥料や農薬を混ぜ混んだ砂を撒く「トップドレス」という作業を行います。

エアレーションが施されたグリーンは、その後2週間~3週間程度はコンディションが悪くなるのが一般的です。


レアなエアレーション動画↓

定期的にエアレーションを行うのは何故?

一時的とはいえグリーンのコンディションを落とすエアレーション。

定期的に行わなくてはならないのは、何故でしょうか。

グリーンは、プレーヤーの踏圧や芝刈り機の影響で、表面が固くなっていくもの。

固くなると水が浸透しにくくなったり、根が伸びにくくなって、芝が薄くなったり剥げたりしてしまうのです。

また、土壌が固められると、通気性も悪くなり、カビやコケ、害虫が発生したり芝が病気になるという問題も起こります。

グリーンは普通の畑のように簡単に掘り起こしてリカバリーするわけにはいきません。

そのため、穴をあけて空気を注入する方法で更新するというわけです。

エアレーションされたグリーンでのパッティング

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ゴルフの当日がエアレーションされたグリーンだった場合、パッティングでは次のようなことに注意する必要があります。

(1)撒かれた砂がクラブのヘッドやボールに付くことがあるため、こまめに拭くようにしましょう(特にパターのフェース面)。

砂がついたまま打ってしまうと、打球の方向が狂います。

セルフプレーの場合、小さなタオルがあるといいでしょう。

(2)エアレーションで穴があいているグリーンは、打球がどちらにも曲がる状態です。

しっかりとヒットしましょう。

ただし、しっかりと砂が撒かれて圧がかけられている場合は、普段よりも速いグリーンになっていることもあるので注意が必要です。

エアレーションのグリーンを読む!

エアレーションされているグリーンには、規則正しく穴があいています。

よく確認すると、ボールからカップまでの間のエアレーションが、一定の方向に向かっていることがわかると思います。

短いパットの場合は、エアレーションの方向にボールが転がる傾向にあります。

いつものように芝目や傾斜を読んだのでは、読みが外れることが多いのです。

エアレーションの穴を、人工的に作られたグリーンの芝目だと捉えてみましょう。

どちらに芝目が向いているのか一目で分かりますから、エアレーションの穴と闇雲に格闘するよりは格段に打ちやすくなるはずです。


いかがでしたか?

快適なプレー環境の維持のために欠かせないエアレーション。

エアレーションのグリーンに当たってもがっかりしないで、いつもとは難易度が異なるグリーンを楽しんでしまいましょう♪