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初心者

亜月

ティーで飛距離アップも実現?おすすめグッズも紹介!

ゴルフの必需品の「ティー」。

ボールをティーアップできれば良いと、適当に選んでいませんか?

実はティーは、飛距離アップの秘訣になる可能性があるんです。

今回は、ゴルフ初心者の方に向けて、ティーの種類やおすすめについてご紹介します。

ティーの種類やその使い方を知り、こだわってみるだけで、良い効果をもたらすかもしれません!

ティーとは?

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「ティー」とは正式名称を「ティーペッグ」と言い、ティーショットをする際、地面に刺してボールを地上数センチに置くために使用するものです。

ルール上ではティーを使わずに地面から打っても構いませんが、ほとんどの人は毎回、ティーにボールを置き、ティーショットを行います。

18ホールの内、ショートホール(パー3)以外の、ミドルホール(パー4)やロングホール(パー5)でのティーショットでは、ほとんどの方がドライバーを使用して打ちます。

そのホールがドッグレッグであったり、狭かったりと、コースの状況によってはアイアンやフェアウェイウッドでティーショットを行うこともありますので、ティーもそれに合わせて、何種類かを所持するのがおすすめです。

基本的には、ドライバーでは長いティーを、それ以外のクラブ(フェアウェイウッドやアイアンなど)では短いティーを使います。

ティーの役割

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上記でも触れましたが、各ホールでのティーショットの際、ルール上では、地面に直接ボールを置いて打つという行為に、なんの問題もありません。

それならば、なぜティーを使用するのでしょうか?

それは、ティーでボールを数センチ地面から浮かすことによって、ボールの手前の芝の抵抗を受けることがなく、ダイレクトにボールをインパクトをすることが可能なためです。

アイアンと呼ばれるクラブの場合は、一般的にダウンブローと言ってクラブはボールに当たってから地面に当たるように打つためティーアップの影響はそれほど大きくありませんが、ドライバーの場合は、フェースの上部にボールを当てた時に最も飛ぶため、ボールをあらかじめ地面よりも高い場所にセットしたほうが打ちやすくなるのです。

また、ドライバーの場合は、アッパーブローと呼ばれる打ち方をするため、ボールが地面の高さにあると、インパクトの前にヘッドが地面にぶつかってしまい、ヘッドスピードが落ちてしまうデメリットがあります。

それに伴いスピン量も変わるようです。

ヘッドスピードやスピン量が変われば飛距離も大きくアップする可能性がありますので、ティーの役割はかなり重要と言えます。

ティーを使用する際のルールやマナーの注意点

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ティーを使用してティーショットをする際は、ルールやマナーに配慮することも、もちろん必要になります。

ティーショットはルールで定められたティーイングエリアの中で行うことになっており、それ以外の場所でティーアップをしてはいけません。

違う場所から打ってしまった場合は「誤所からのプレー」として、ペナルティーが加算されます。

ティーアップをしてアドレスを取ると、構えた足がティーイングエリアから出てしまう場合もありますが、ボールが出ていなければルール違反にはならないので、安心してください。

また、ティーイングエリアは意外と広い場所ですが、ティーショットをするのに適した場所を、その中から探す必要があります。

足場が平らな場所を探してティーアップすることも、テクニックの一つです。

しかし、場所選びにあまりに時間をかけてしまうと、スロープレーになり、同伴者や後続の組にも影響を与えてしまいます。

ルールやマナーをしっかり確認しながら、スマートにティーを使用しましょう。

ティーは何種類持っていればいいの?

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ティーは、人によって3~4種類ほど持っているという方もいるようですが、普通は2種類あれば十分です。

ドライバーで打つ時に使用するティーと、それ以外のフェアウェイウッドやアイアンなどのクラブで打つ時に使用するティーの2種類です。

ロングティーを深く埋めるなどして1種類で使い回すことももちろん可能ですが、2種類あればどのようなティーショットにも対応できるので、用意しておくことをおすすめします。

ドライバー用のロングティー

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個人差はありますが、ドライバーを打つ時のロングティーは、ボールの位置を高めに設定することがポイントです。

そのため、比較的長めのティーを使用することが一般的です。

ドライバーの場合、スイングした時のヘッドの最下点は、インパクトする場所よりも手前にあります。

最下点よりも少し先に進んだ位置、クラブが上昇する位置でボールをとらえたいため、それを見越した場所、高さにティーを設定することが大切です。

それができれば、ボールをスイングの上昇軌道の途中でとらえることができ、さらに、飛ばすことに不要なスピン量を減らすことが可能となります。

フェアウェイウッド、アイアン用のショートティー

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フェアウェイウッドやアイアン用のショートティーは、その名のとおり、ロングティーよりも短いものです。

商品にもよりますが、ロングティーの半分以下のものも存在しています。

アイアンでティーショットを行う場合は、ドライバーとは違い、しっかりとスピンをかけたいため、ボールの先に最下点があるイメージを持ちましょう。

テレビのゴルフ中継で、フェアウェイからアイアンでショットを放ったあと、プロゴルファー自ら、削り取ったターフを戻しているシーンを映しているところを見たことがあるかもしれません。

ティーアップしたアイアンでも同様に、ボールの先の芝を削り取るように、しっかりと振っていきましょう。

ドライバーでティーの高さが高いほうが飛ぶってほんと?

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ティーは、高くセットした時と低くセットした時では、比較的、高くセットした時のほうが飛距離が出ると言われています。

その理由は、クラブの形状とスイングの形です。

各メーカーの、最近販売されているドライバーを見てみると、低重心に設計され、フェース面のどこに当たってもボールが飛んでいくように作られています。

注目してほしいのは、スイートスポット(芯)はフェースの上のほうにあるという点です。

ドライバーでティーショットを打つ際、ティーアップを高めに設定することで、手前の芝に触れずにスイングができ、高い位置にあるスイートスポットに当たりやすくなります。

さらに、高くしたティーを左足の前にセットすることで、ヘッドスピードが一番速い時にクラブがボールをとらえることができるため、飛距離も伸びやすく、バックスピン量が減り、飛距離に期待できるのです。

高ければ高いほど良いというものではなく、球筋がブレる危険性も大きくあるため、どれくらいの高さが自分に合った高さなのかを見極めましょう。

自分に合ったティーの高さの決め方

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自分に合ったティーの高さの決め方を見ていきましょう。

おすすめは、練習場で地道に試すことです。

最近の練習場は自動でティーアップしてもらえるマシンを入れているところも多く、そのようなところは無段階や5〜6段階で、ティーの高さを調節することができます。

目安の高さは、写真のようにドライバーのクラウンからボールが半分前後飛び出すくらいです。

低いところから始めて、自分の振りやすい高さを探していきましょう。

同時に、ボールがアドレス位置に対してどこにあると一番振りやすいかも見ていけると、ボールの位置に関しても自然と決まっていきますよ。

ティーアップする場所の選び方

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良いティーアップをするには、ティーアップをする場所選びも大切です。

・芝が薄いところ
・平らな場所

場所選びに大切な点はこちらの2点です。

高い位置にティーアップするドライバーはともかく、低めに設定するフェアウェイウッドやアイアンの場合、芝が厚い(高く生えている)ところにティーアップしてしまうと、せっかくティーアップしているのにもかかわらず、インパクトより前に芝の抵抗を受けてしまう可能性があります。

また、足場がうねってしまっているとスイングがしづらいため、平らな場所を選ぶのが良いですね。

パッと見た感じではわからなくても、実際にその場所に立ってみると、立ちづらい、打ちづらそう、とわかりますので、必ず確認するようにしてください。

ブリヂストン マグネットティー ロング

それでは、市販されているティーの中でおすすめのものを紹介します。初心者も迷わずティーアップできるようなティーがたくさんありますので、いくつか揃えておいても良いですね。

こちらは上部と下部に分かれているタイプで、マグネットを使って結合されています。

インパクト時に上部と下部が分かれることで抵抗を少なくしており、とても軽く振り抜くことができる点が特徴です。

マグネットでしか結合されていないため、上部がどこかに飛んでいってしまうと心配するかもしれませんが、心配ご無用。

上部と下部は紐でつながれているため、例えティーごと飛んでいってしまっても、見つけやすくなっています。

ダイヤ トマホークティー ロング

ダイヤの「トマホークティー」です。

写真にあるとおり、木で作られたただまっすぐなティーとは違い、ねじを回すようにして上下に高さ調節ができる機能がついています。

40〜50ミリの間で設定できるため、自分に合った高さまで、細かく調整ができることが最大の特徴です。

インパクトの瞬間に首を振る設計にもなっているので、ティーによる抵抗を受けず、クラブを最後まで振り抜きやすくなっていることもおすすめポイントです。

同じ機能を持ったショートタイプもあるので、そちらもチェックしてみてください。

ダイヤ ゴルフティー エアロスパークティー ロング

首振り機能により特化した設計で、インパクト時の抵抗を減少します。そのため、通常のティーを使用した時よりも飛距離アップが期待できます。

高さ調節も可能で、調節後のティーは、そのまま地面に刺すだけで、いつでも同じ高さでティーアップをすることが可能になります。

写真のようなクリアタイプの場合、紫外線に当たると、ヘッドの透明部分の色が変わるため、ティーが飛んでいってしまった時でも、見つけやすくなっています。

ライト ブラッシュティー

1本あたりの単価は高く感じるかもしれませんが、折れることも少なく、長期間使用できるため、結果的にコストパフォーマンスは良くなります。

1本1本専用のケースに収納されていて、ブラシの広がりを防いでくれます。

ボールを乗せる部分がブラシ素材になっているため、インパクトした時の抵抗とエネルギーロスが抑えられ、余分なバックスピンがなくなります。

それにより、飛距離アップを実現し、左右のブレをなくしてくれるため、より遠く、正確にボールを運ぶことができるようになるとのことです。

ダイヤ ユニバーサルティーライン TE-448

30ミリ、40ミリ、50ミリの目盛りがついたプラスチック製のティーです。

あらかじめ自分に合った高さを知っておくと、どの目盛りでセットすれば良いか一目でわかり、スピーディなプレーに役立ちます。

従来のウッドティーと比べると天面部分が大きく、面積比は約2.5倍。

ティーショットをした後のティーを見つけづらい人は、蛍光グリーンと蛍光ピンクの色を選ぶことで見つけやすくなりますよ。

初心者におすすめ曲がらないティー ノンスライスティーMAX

※ゴルフ規則(R&Aルール)非適合

初心者に多い、スライスやフックに悩んでいる人は、「ノンスライスティーMAX」の使用もおすすめです。

天面部分が大きなカップ状になっており、インパクトでクラブフェースとボールが直接当たりません。

そのためスピンがかかりづらく、ボールが曲がりにくくなります。

曲がり幅が大きいとOBのリスクはもちろん、飛距離のロスにもつながります。

どうしても曲げたくないと思う初心者は、このティーを試してみても良いでしょう。

ティーを真っすぐ目標方向に向けて刺したい人は コントロールゴルフティー

※ゴルフ規則(R&Aルール)非適合

独特な形状を持つ「コントロールゴルフティー」は、羽を自分に合った高さに合わせて設置し、地面にフィットするように差し込むことで、まっすぐ地面に対して90度の角度を維持できる商品です。

目標に向けて羽を向けることで、アドレス時に打ち出し方向がわかるため、安心してティーショットができます。

羽はグリーン上でマーカーとしても使用でき、パッティングの正確性を高めてくれますよ。

飛距離の増加と方向性の改善をこのティーで行えますので、ミスが減り、楽しくゴルフができます。

ティーケースおすすめ:weiche brise 本革製ティーホルダー・2つ折式

ゴルフをする時に、ファッションや小物にこだわる人も多いですよね。

しかしそういった人でも、ティーは上着のポケットなどにそのまま収納してラウンドしている人もいます。

せっかくなら、ティーを収納するティーケースにも注目してみませんか?

おすすめは、ティーのほかにグリーンフォークも収納できるこちらのティーケース。

プレーをする時はベルトに装着ができ、ティーを収納後も軽くて薄いため、スイングの邪魔になりません。

高級オイルレザー仕立てのため、見た目にもお洒落感が漂いますね。

ティーケースおすすめ:ダイヤ ゴルフ ティー ホルダー サカナ ブルー

ユニークな見た目のゴルフティーホルダーもおすすめ。

持っているだけで話題にできるおもしろアイテムの1つです。

ティーだけではなく、ボールも一緒に収納したいという方は、ゴルフポーチを選ぶことで、1つにまとめることが可能です。

まとめ

初心者のうちはティーを軽視しがちですが、高さによって打ちやすさが変わったり、芝の抵抗をなくしてくれたりと、とても重要な役割を持ったアイテムなのです。

こだわりが出てきたら、ティーを何種類か持ってみるのもいいかもしれません。

ティーによって、飛距離が変わったり振りやすさが変わったりするのを、実際に試してみるというのも面白いのではないでしょうか。

また、ティーは消耗品なので、ご自分に合ったものを見つけてストックしておくといいかもしれません。

ぜひご自分に合ったティーを探してみてくださいね。