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Gridge編集部

今秋のPING新製品はツンデレ!こだわりが詰まった「iブレードアイアン」

いつものPINGと言えば素直な優しい子(クラブ)という印象ですが今回発表になった「iブレードアイアン」は今までとはちょっと違ってツンデレタイプ。

こだわりが詰まったPING(ピン)iブレードアイアンをご紹介します!

前作を超える結果が出なければ発売しない!

最近のPING(ピン)と言えば優しさで定評があるGシリーズがやはり有名ですが、今回ご紹介するiブレードアイアンはそのGシリーズとは異なり、中上級者モデルであったS55の後継機種になります。

S55は発売から3年以上が経過していましたが、長らくモデルチェンジをしておりませんでした。

通常、クラブの新製品サイクルは1年〜2年というのが主流なのですが、それから考えるとかなり長め。

そこにはPINGの「前作を超える結果が出なければ発売しない!」というポリシーが関係しています。

今回のiブレードアイアンはそんなPINGが自信を持って世に送り出す準備が整ったといっても過言ではない一品なのです。

さて、具体的にどんな点が進化したのでしょうか。

シンプルでシャープ!「ツン」な顔つき

今回のiブレードアイアンはとにかくシンプル。
刻印の量も最小限ですが、それがまた「かっこいい!」

また、前作のS55に比べ、トップラインがシャープ。

トップラインがシャープだとヘッドが面長に見えやすくなりますが、スコアラインの長さを短くすることによって長く見えすぎないようひと工夫をしているとのこと。

ただ、デザイン面は総じてシビアな印象があり、クラブが扱うプレイヤーを選ぶ「ツン」な印象。

ぱっと見ではわからない優しさ(デレ)が隠されている

デザイン面ではややシビアな印象ですが、実なヘッド内には優しさ(デレ)が隠れています。

1つ目は、ヘッド内に埋め込まれた樹脂素材による低重心化です。前作のS55に比べ1.6倍もこちらの素材を使用しており、且つ前回よりもソフトなタイプを使用しています。

これにより、同じロフトでも球が上がりやすく、またソフトな打感を実現しています。

2つ目は、トゥー側に埋め込まれたタングステン。
こちらは、前回よりも比重がある素材を使用しておりより左右のブレを抑えた球を打つことが可能となるそうです。

3つ目は、フェースの薄さです。
今回、フェース面の厚さが前作の約半分となっており、弾き感と飛距離性能が増しています。

ブレードアイアンの見た目からは想像できない、高弾道、ミスに強い、飛距離性能の三拍子そろったアイアンといえるでしょう。

実際に打ってみました!

発表会で、試打ブースがあったので編集部の私も実際にボールを打ってみました。

構えた感じは、やはりシャープで、まさにブレードという印象がふさわしい。

鳥かごなので実際に球が飛んでいく印象はわかりませんが、打感の良さは存分に感じることができました。

また、球が食いつく感じはありながら、弾き感もそれなりあるので初速が出ていそうでした。

実際にトラックマンのデータでも、ブレードアイアンとは思えない数値が出ていました。

さらに、数発打っていて感じたのが、「これはブレードアイアンなのか?」っと思うほどミスに対する許容。

当たり方が多少悪くても左右のブレはほとんどありませんでした。(これがタングステン効果なのでしょうか。)

なんだか、秋のゴルフに向けてアイアンを新調したいと思わせてくれる感じが満載です。

「iブレードアイアン」の発売は2016年9月の予定。

今までPINGを使ったことがない方にも、これは是非一度試打をしてもらいたいクラブだと思います!