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ゴルフスイング

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ドライバーの方向性を良くするには、トップでの左手首に注目!

スイングをする時に意識するのはどこですか?

体重移動? 腰の回転? もちろんそれらも大切な要素ですが、今回チェックしてもらたいのは『左手首』。

トップ位置での左手首の状態はスイングに大きく影響する重要なチェックポイントなんです!

ボールが左に行ってしまう人にありがちな手首位置

ボールがよく左に出てしまう。

そんな方は左の手首が手のひらの方向に折れてしまっているかもしれません(写真右下)。

トップ位置のクラブフェースは、地面にほとんど平行、つまり閉じた状態になっていると思います。

スクエアフェースではこの時、左腕とフェース面とが平行な状態になるのが理想です(写真左)。

極端なフックグリップでクラブを握ることでもフェースの向きだけみるとスクエアになることがあります。

または、バックスイング開始時の体の回転が少なく、手首を折ることでスイングしてしまう方にも見られます。

ボールが右に行ってしまう人にありがちな手首位置

ボールがよく右に出てしまう。

そんな方は左の手首が甲側に折れてしまっているかもしれません(上写真右上)。

トップ位置では、クラブフェースは開いた状態(地面に垂直な状態)になります。

極端にウィークグリップでクラブを握ることでこのようなフェースの向きになってしまうケースもあります。

または、リストコックの向きを誤っている、バックスイングの軌道が極端にフラットになってしまい、トップ直前に修正を試みた結果に起こる場合もあります。

トップで手首が折れないためには?

トップで左の手首が折れないためには、テークバックの時に左手に力を込め過ぎないことが重要です。

左手に力が入ってしまうと、テークバックの左手は自然とコックし、結果としてトップで手の甲側に折れてしまうのです。

また、オーバー気味のスイングでも左手首は折れてしまいます。

振り上げの理想的なポジションは右耳のあたりと言われていますから、どうしても手首が折れてしまうという場合は、トップの位置もチェックしながらスイングを試みてください。

(画像はhttps://www.andrewricegolf.com/ より)

理想的な手首の動きは?

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理想的な手首とは、どういう状態なのでしょうか。 それは、甲側や手のひら側に折れていない、腕と手の甲が一直線になる状態です。

手首が水平な状態からダウンスイングに入れば、必要なコック動作を最小限に抑えることができます。

手首の状態のチェックは、シャフトの状態を見ることでもできます。

左手首が甲側に折れてしまうと、トップでのシャフトは地面に対して垂直気味に、手のひら側に折れれば、シャフトは平行気味になります。


トップ位置での手首の折れは、ショットに大きく影響することもある要素です。

トップでのフェースの向きだけでなく、グリップや手首の折れもチェックしてみてください。